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フォニックスとは?元英語講師が教える「使える」発音トレーニング!

英語発音がとにかく苦手」
「日本語訛りが恥ずかしい」
「初めて見た単語の読み方が分からない」
とお悩みのあなた!

早く!楽しく!効果的に!解決できたら嬉しいですよね。そんな方は、フォニックスを覚えてみるのはどうでしょう?

私も発音が苦手で、、人前で英語を話すことがストレスでしたが、フォニックスに出会ってからは自信がつき、話すことが楽しめるようになりました!

今回は初めてフォニックスを知る方に向けて、なぜフォニックスで発音が改善できるのか?発音トレーニングの正しいやり方とコツをお伝えしていきます。

フォニックスとは?元英語講師が解説します

フォニックスとは、英語圏の幼稚園や小学校などで広く用いられている子供向けの読み書きの教育方法です。

英語のスペルは75%くらいが規則的であると言われており、フォニックスで英語の文字と音の関係のルールを習得すると、大体の英単語を推測して正しく発音することができるようになります。

日本のフォニックス指導の第一人者であり、mpi松香フォニックス創設者の松香洋子さんによると、

フォニックスは子供にどうにかして英語の読み書きを教えたい!という願いから生まれた民間療法といえます。学問的正確さ、緻密さが目的でなく、あくまでも子供にわかりやすく、楽しく、しかも、それを必要としている子供には役に立つように考案されたものです。

出典:1981年 読売新聞社出版 松香洋子「英語、好きですか?」 p.9より引用

と定義しています。

「え?フォニックスは子供向け、、、大人が覚える有用性はあるの?」

と思ったあなた!フォニックスは子供でも理解しやすいルールですので、英語圏の子供が母語を習得するように、発音の基礎を効率よく覚えていくことができます。また、今では日本でも大人向けのフォニックスクラスがあるほど、大人でも十分に効果が感じらえる発音トレーニングであることは広く認知されています。

そもそも、どうして発音に苦手意識を持つ日本人が多いのでしょう?それは、日本の英語教育では読み書きが重視されていて、発音を体系的に覚える機会はなかったから!です。発音やスピーキングの実践演習は学校教育の中で多く時間は取られていません。つまり、多くの日本人が発音に苦手意識があるのは仕方のないことなのです。

ですので、「私もついに英語の発音を覚える機会を得たんだ!よっしゃ!」いうマインドセットをして、フレッシュな気持ちでフォニックス学習をしてはいかがでしょうか?

3つの正しいトレーニングのやり方

それでは早速フォニックス読みを見ていきましょう。

a b c

これは普通に読むと、エイ、ビィー、スィーですよね。フォニックスではこれがなんと、ェア、ブ、クとなります。

<フォニックスの基本表>
※カタカナ表記のため多少音は異なります

a b c d e f g
ェア ドゥ
h i j k l m n
ジュ ンム ンヌ
o p q r s t u
クワ ゥル トゥ
v w x y z
ゥワ クス ィヤ

フォニックスのトレーニングは、上記の表を基本として下記の3つのやり方で学習していきましょう。

フォニックストレーニングの3つのやり方

1. 一音一音の正しい発音方法を理解する
2. 実際に発音練習をしてみる
3. 音を繋いで読んでみる

上記のやり方に従って練習をしていくと、スムーズに習得をしていくことができます。

具体的に、catという単語で練習をしてみましょう。

1.一音一音の正しい発音方法を理解する

それぞれの音の発音ポイントを確認します。日本語と違って英語は音の出所が複雑なので、ここはしっかりと抑えていきましょう。

c喉の奥から絞り出すように「クッ」と発音します。
この時、喉に手を当てて振動を感じない音が正しい音です。

a日本語の「え」の口で「ェア」と発音します。
この時、喉に手を当てて振動を感じられる音が正しい音です。

t舌を前歯の後ろに当ててから、勢いよく息を出して「トゥ」と発音します。
この時、喉に手を当てて振動を感じない音が正しい音です。

2. 実際に発音練習してみる

1.を何度も繰り返し、説明文を読まなくても自然に再現できるまで練習してみましょう。その際、自分の発音がどのように聞こえるかを確認するために、スマホの録音機能を使って自分の声を録音し、客観的に聞いてみるとさらに精度が高くなるので非常にオススメです。

3. 音を繋いで読んでみる

c/a/tをまずは一音ずつ区切りながら、徐々にスピードを上げながらクアトゥ、クアトゥ、と丁寧に音を繋いで発音をしてみましょう。

フォニックスは基本の表の読み方以外にも、ハードcとソフトc、サイレントe、短母音と長母音など、その他のルールを覚えていく必要があります。前述の松香洋子さんによると、フォニックスは短期間で効果が上がることを提言していて、

「熱心党の代表のような人ならば毎日勉強して十日間。」

出典:1981年 読売新聞社出版 松香洋子「英語、好きですか?」 p.25より引用

と述べていますので、10日を学習ボリュームの1つの目安にしてください。

テキストを買って学習したい方向けに、フォニックスのテキストもご紹介します。私も持って使っていましたが、口の使い方がイラスト付きで説明されていたり、ルールも体系的に紹介されているので、学習者だけでなく、指導者にとってもオススメの一冊ですよ!

フォニックス学習の目的は、推測して正しく発音することです。

新出単語があれば声に出して読んでみたり、練習の成果を実際の会話で役立てるなど、インプットした後はすぐにアウトプットをして自分の力にしていきましょう!

しっかり練習をしていけば、発音するのが辛い自分から発音したい自分に変わっていく瞬間がすぐに訪れるはずですよ!

おすすめYoutube動画

最後に、フォニックス音をYoutubeで学べる動画を紹介します。

英会話講師の重森ちぐささんが、大人向けにフォニックスを教えてくれる動画。基本のフォニックス読みを一音ずつ日本語を混じえて丁寧に解説してくれているので口の使い方と発音をTTP(とにかく徹底的にぱくる)してみましょう。何度も繰り返し見て練習してみる価値有りです!⇓⇓

下記の動画はアルファベット順に、キャラクター達がフォニックスの基本の発音を教えてくれる、アメリカの英語知育玩具メーカーLeap Frog社のアニメです。「The A says ェア!The A says ェア! Every letter makes a sound, the A says ェア!」といったように、チャンツ(決まったリズムやメロディにのせて英文を覚える方法)でフォニックスが覚えられるのですが、私のクラスでこの動画を生徒に見せてからこのチャンツが大流行りになったほど、歌詞もメロディも病みつきになります。

全編を見たい方は、AmazonでDVDも販売されています。2020年5月時点で星も4.7と非常に高い評価を付けていますよ!

まとめ

今回の「フォニックスで正しい英語発音トレーニング」をまとめると、下記の通りです。

まとめ

・フォニックスを覚えることで知らない単語でも推測して正しく発音することができるようになる。
・英語のスペルは約75%が規則的。
・フォニックスは子どもでも理解できる英語の文字と音の関係のルールのこと。
・フォニックス読みを覚えたら、一音一音からつなぐ音を増やし、ゆっくりからスピードを上げて練習していく。
・詰め込んで学習すれば10日間で習得は可能。

発音に躓いて、せっかく覚えた英語を話す機会を遠ざけてしまう英語学習者は少なくないかと思います。そんな方は、ぜひフォニックスで体系的に正しい発音スキルを身につけて、英語を話す楽しさを感じていきましょう!

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