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英検準2級二次試験で合格する人と落ちる人の違いを徹底解説!面接の4つのコツも紹介


英検準2級のテストに合格する上で、最後の関門になっているのが、二次試験面接です。自分の言葉で、自分の思いを伝えるのが得意ではないとされる日本人にとっては、非常にハードルが高いものになっています。

実際受験してみたら、頭が真っ白になって、しっかり返答できなかった!なんてことを良く聞きます。

さらに、1次試験の合否がわかってから対策をするまでに、2週間~3週間の期間しかないのもやっかいです。

しかしその短い期間の対策でも、正しく対策していけば無理なく余裕を持って合格する事が出来ます。

この記事では、どうしたら面接を乗り切れるのか、合格する術を余すことなくご紹介します。
この記事を読んで頂ければ、そのコツを理解し、必ず英検準2級の二次試験の合格を勝ち得ることが可能です。

英検準2級の面接試験(二次試験)について

合格率は?

現在英検協会は、受験者数や合格率について公表していませんが、受験者数と合格率について公表していた2011年のデータを見ると、英検準2級の二次試験合格率は82%~83%前後と高い数字を示しており、現在も一般的にこの数字から大きな変化はないとされています。

補足

対して1次試験の合格率は、同じ2010年~2011年のデータによると41%~45%程度です。

8割を超える割合の受験者が合格しているとわかると、少し安心できますね(笑)

しかし裏を返せば、1次試験を通過した人でも2割の人は落ちてしまうという事実でもあります。

2011年の2次試験受験者数と合格者数データから見ると、約1万人もの受験者が2次試験で不合格になっている事実でもあります。

1次試験に合格したからといって、気を抜いていては2次試験で不合格になってしまう可能性は十分にあるということですね。

落ちる人の2つの特徴はこれだ!

1次試験をパスする実力がありながら、2次試験で不合格になってしまう人には、以下の特徴があると言えます。

これが面接試験で落ちてしまう人の特徴だ!

・緊張して頭が真っ白になった
・面接委員の質問が理解できなかった
・答え方が分からなくなってしまった

そしてこのような事態におちいってしまうのには、大きく2つの原因があります。

順番に見ていきましょう。

面接対策が不十分

上述のように、以下の事態におちいってしまうと、2次試験で不合格になってしまう可能性がグンっと上がってしまいます。

  • 緊張して頭が真っ白になった
  • 面接委員の質問が理解できない
  • 答え方が分からない

こうした理由で、面接試験中に黙ってしまったり自信がなさそうに小声で返答してしまったりということがあります。これは二次試験の面接において、かなりのマイナスになります。

質問に答えられず沈黙してしまった場合、面接委員に、積極的な意欲や態度がないと捉えられるだけでなく、そもそも英語を理解していないと思われてしまいます。

その結果、部分点さえもらえず、得点が伸びないという結果になるのです。

また、自信がなさそうに小声で解答した場合、応答内容、発音、積極的な態度の面で、大幅に減点されてしまい、正しい解答をしていたとしても、高得点を取ることは非常に困難です。

こうしたことの主な原因は、面接試験への準備不足であるといえます。

  • 一次試験に合格して気が抜けてしまった
  • 面接対策のやり方がわからず、十分な対策ができなかった

面接試験は、自分の言葉で、自分の考えていることを説明する必要があるので、準備した量が、そのまま試験の得点に反映されがちです。
[say name=”” img=”https://baraironoeigo.com/wp-content/uploads/2020/05/rose-1.jpg”]準備不足こそが、頭の中が真っ白になって、何も伝えられないという事態を誘発してしまい、その結果得点が伸びず、不合格に至ってしまうわけだね。[/say]

面接試験と英会話を混同してしまっている

ある程度英語のコミュニケーションができる人が陥りやすい失敗です

英語で会話ができることは大切なことではありますが、面接試験は英会話ではなく、あくまでも試験なので、フォーマルな形式で進行されます。

入室して最初の雑談では面接官もにこやかに、カジュアルに話しますが、いざ面接試験に入ると決して助け船を用意してくれるわけにはいきません。(もちろん、設問の聞き返しなどには応じてくれますが。)

そんな”試験”という場と”英会話”とのギャップに困惑して、”頭が真っ白になってしまう”という最悪の事態が誘発されてしまうんですね。

面接試験は、あくまでも面接委員に、自分が英検準2級の英語力があるのかを判定してもらう場です。そのことを認識し試験に臨まないと、減点がかさみ、不合格の判定を下されてしまうのです。

ここでもやはり、「面接試験に対し、しっかりと対策をする」ということがかなり重要になることがわかるかと思います。

[say name=”” img=”https://baraironoeigo.com/wp-content/uploads/2020/05/rose-2.jpg”]英会話力と面接試験の突破力は、完全なイコールじゃないってことだね。[/say] それでは、「頭が真っ白になって無言になってしまう」という最悪の事態を回避し、合格を確実にするには、どうすれば良いのでしょうか?

それについてお伝えしていきましょう。

テスト内容は?

英検準2級の二次試験に合格するには、まず[相手]を知ることが重要です。
ここでは、英検準2級の二次試験で、どの様な試験が行われるのか、その詳細をご紹介します。

公益財団法人日本英語検定協会(以下英検)によると、英検準2級の二次試験は、主に日常生活の話題に関して、約6分間行われます。

以下にて詳細をご紹介します。

測定
技能
形式・課題 形式・課題詳細 問題数 解答形式
スピーキング 音読 50語程度のパッセージを読む。 1 個人面接

※面接委員1人が応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価

パッセージについての質問 パッセージの内容についての質問に答える。 1
イラストについての質問 イラスト中の人物の行動を描写。 1
イラストについての質問 イラスト中の人物の状況を説明。 1
受験者自身の意見など カードのトピックに関連した内容についての質問に答える。 1
受験者自身の意見など 日常生活の身近な事柄についての質問に答える。
※カードのトピックに直接関連しない内容の場合あり
1

(参照:公益財団法人日本英語検定協会より準2級の試験内容)

面接試験は、音読後文章に関する問題が1問。イラストに関する質問が2問。その後問題に関連する事柄について2問出題されます。

600点満点の試験で合格基準スコアは406点です。(参照:公益財団法人日本英語検定協会よりCSEスコアでの合否判定方法について)

[say name=”” img=”https://baraironoeigo.com/wp-content/uploads/2020/05/rose-2.jpg”]英検準2級の二次試験って、音読含めて全部で6問出題されるんだね![/say]

面接の流れは?

本項では、実際面接試験がどのように行われえるのか、その流れをご紹介します。

流れ 内容 詳細
入室 係員の指示に従い、面接室に入室する
面接カードを渡す 面接委員に[面接カード]を手渡す
着席 面接委員の指示に従い着席する
氏名/受験級の確認、あいさつ 面接委員が、受験者の氏名と受験する級を確認し、簡単なあいさつをする
[問題カード]を受け取る 面接委員から、パッセージ(文章)と、2枚のイラスト(Picture A/B)が印刷された[問題カード]を受け取る
パッセージ黙読(20秒) まずパッセージ(文章)を黙読する様指示あり(黙読の時間は20秒)
パッセージ音読 黙読後、面接委員より音読する様指示あり。英語のタイトルから読む必要あり。
パッセージについての質問(No. 1) 音読の後、面接委員の質問(No.1~No.5)に解答。[問題カード]のパッセージ(文章)やイラストに関する質問に答える際、「問題カード」を見てもOK
イラストについての質問(No2~3) No.3のイラストの状況を説明する質問の後、面接委員から[問題カード]を裏返すように指示あり。これ以降[問題カード]を見ること不可。
「問題カード」を裏返す
受験者自身の意見などを問う質問(No4~5) 面接委員より、パッセージに関連がある、受験者自身の意見などを問う質問あり
[問題カード]を面接委員に返却 面接委員より、[問題カード]を返却する様指示があったら、[問題カード]を返却
退室 退室後は、すみやかに会場からの退場

(参照:公益財団法人日本英語検定協会準2級の試験内容より二次試験の受け方)

質問が聞き取れないなど、自然な流れの中で行われた「聞き返し」なら減点の対象にはなりませんが、不自然に行われたり、くり返し聞き返したりした場合は、減点の対象になります。また、質問に対して答えている途中で、口ごもるなどして応答が滞る場合は、次の質問に進むことがあるので注意が必要です。

英検のホームページには、準2級の二次試験の入室から退室までの流れを、アニメーションで解説した[英検バーチャル二次試験 準2級]も紹介されているので、ぜひ受験前にご確認ください。
[say name=”” img=”https://baraironoeigo.com/wp-content/uploads/2020/05/rose-2.jpg”]事前に面接試験の流れを把握しておくと、テスト当日緊張しないで受験できるね![/say]

【※これさえ押さえれば、対策は2週間で十分!】二次試験に合格するために必要な4個のコツを紹介(具体的な教材も紹介!)


英検準2級の二次試験に合格するためには、どの様なコツがあるのでしょうか?ここでは、4個のコツをご紹介します。

これからご紹介する4つのコツを準備しておけば、落ち着いて本番に臨めるので、試験の際に、答えが分からず頭が真っ白になってしまったということがなくなります。

模範解答(モデルエッセイ)の音読

音読するパッセージの内容を理解し、その後に行われる質問に正確に答えるために必要な準備は、モデルエッセイ(英文)の音読をたくさんすることです。

二次試験で出題される質問や解答のパターンはある程度型が決まっています。
模範解答(モデルエッセイ)をそのまま暗記する必要はありませんが、質問に対しての論理的な回答パターンを作る上で、音読はこの上なく役に立ちますよ。

音読の効果

東北大学加齢医学研究所の川島隆太所長と、明治大学文学部の齋藤孝教授が、株式会社致知出版社の月刊致知で行った対談(脳トレの川島隆太さんが実証データ「速音読で、脳の回転速度が速くなる」)によると、一日10分から15分の素読を行うと、記憶力がよくなるばかりでなく、記憶とは別の力、抑制力、創造力、論理的な思考力などまで伸びるという反応が起きるということを紹介しています。

↑この様に、英文を音読繰り返し行うことで、実際の試験の際にも、パッセージ自体の理解度が増すだけでなく、そのパッセージに関連する事項まで頭を巡らすことができるようになるので、質問No.1の、パッセージ(文章)に関する質問についても、解答しやすくなるというメリットがあります。

使用する模範解答(モデルエッセイ)については、本番の形式に近いものが最良です。

↑1次試験に合格する上で、この全問題集を使った人も多いのではないでしょうか?

この全問題集は1次試験だけでなく、面接試験についても本番で用いられた過去問が6回分も収録されています。
音読をするモデルエッセイとして、これ以上のものは無いと言っても過言ではないでしょう。

↑英検の面接試験対策テキストはたくさん出版されていますが、こと英検の対策に関しては王道の旺文社を選ぶのが良いです。
「1次試験は全問題集以外のテキストで合格したから、面接試験に特化したテキストがやりたい!」という人にはこちらがおすすめです。

イラスト問題①は現在進行形で解答

質問No.2とNo.3は、イラストに関する質問が必ず出題されます。
そのうち、質問No.2では、イラストに描かれている人が、[何をしているか?]、を解答する問題が出題されます。

この問題はチャンス問題です。以下のルールに則り、イラストに載っている人物全員の行動を答えましょう。

それらの問題に解答する際は、

主語 + be動詞 + ~ing. ⇒現在進行形

で解答しましょう。
特に難しい単語を使って答える必要はないので、なるべく簡単な言葉で、イラストの人物の行動を伝えましょう。

例題

【Picture】


【質問&解答例】

(参照:公益財団法人日本英語検定協会準2級の過去問・対策より二次試験問題と解答のサンプル)

[say name=”” img=”https://baraironoeigo.com/wp-content/uploads/2020/05/rose-2.jpg”]正しい語彙が思い浮かばなかったら、別の表現で説明すればOKだね![/say]

イラスト問題②は接続詞がポイント

質問No.3は、イラストに描かれている人物が、[今どの様な状態にあるのか?]を解答する問題です。
解答する際には、

「~だから、~だ」や、「~だ。なぜなら~だからだ(~ではないからだ)。」

と解答します。冷静にイラストを見れば解答できるので、イラストをしっかり見て、イラストから因果関係を理解するようにしましょう

解答する際にポイントになるのが、文と文をつなぐ接続詞です。

Because (なぜなら~だ。)、so (それだから)

の2語は、必ず使いこなせるようにしましょう!

例題

【Picture】

【質問&解答例】

(参照:公益財団法人日本英語検定協会準2級の過去問・対策より二次試験問題と解答のサンプル)

[say name=”” img=”https://baraironoeigo.com/wp-content/uploads/2020/05/rose-2.jpg”]解答に困ったら、とりあえずbecauseかsoの接続詞で言葉をつないでみると良いよね![/say]

受験者自身の質問には理由を2つ答える

最後に、問題カードに関連するトピックに関して、受験者自身の意見とその理由について質問されます。
解答する際には、由を2つ答えるようにしましょう!

例題

【質問】
Do you think drink in plastic bottles will be more popular in the future?
(今後ペットボトルに入った飲み物は、もっと普及していくと思いますか?)

【解答例】
Yes⇒why?
People can carry drinks easily in plastic bottles. More kind of drinks will be sold in these bottles.
(人々はペットボトルに入っていると飲み物を簡単に持ち運びできます。ペットボトルに入った様々な種類の飲み物が販売されていくでしょう。)

(参照:公益財団法人日本英語検定協会準2級の過去問・対策より二次試験問題と解答のサンプル)

[say name=”” img=”https://baraironoeigo.com/wp-content/uploads/2020/05/rose-2.jpg”]自分の意見に対する理由を1つしか答えないと減点されちゃうから、注意しないと![/say] ↓↓↓英検準2級面接の対策動画です↓↓↓

まとめ

英検準2級の二次試験に合格する人と落ちる人の最大の差は、分からない問題でも、あきらめずに解答しようとする姿勢や、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度です。

面接委員も人間なので、解答しようとする積極的な姿勢は必ず伝わります。そうした前向きな姿勢を見せ、1点でも多く部分点を取ることで、ギリギリ合格基準スコアをクリアした。なんてことは往々にしてあり得るのです。

そうした細かい点数を積み上げていき、英検準2級の二次試験をパスし、次の級への受験につなげていきましょう!

この記事で分かること

●英検準2級の二次試験は600点満点のテストで、全部で6問出題されます。
●合格基準スコアは、600点中406点です。
●試験当日に緊張しないためにも、流れをあらかじめ把握しておきましょう。
●落ちる人の特徴は、十分な対策を行わなかった結果、試験本番で無言になってしまう人です。
●面接試験に合格するためのコツは以下の4つです。
①英文の模範解答(モデルエッセイ)の音読をたくさんする
②イラストに関する問題【No.2】の解答は、現在進行形で解答
③イラストに関する問題【No.3】の解答は、接続詞に注意して解答
④受験者自身に関する質問の答えは、理由を2つ述べる

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