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英検5級に落ちた……でも、大丈夫!5級に落ちた事例と突破方法!

人間誰しも、試験に落ちたらショックですよね。特に、大半の人が受かる試験に落ちるというのは、かなり辛い気持ちになります。

英検5級というのは中学校初級レベル、全体の合格率は約85%という比較的合格しやすい試験です。この数字を見て「そんな合格しやすい試験に落ちてしまうなんて、自分は(うちの子は)バカなのか……」と思ってしまいましたか?

いえいえ、それは 全然違うんですよ!この数字にはカラクリもありますし、英検5級に落ちたからと言って、英語ができないと決まったわけではありません。ちょっと勉強方法を変えて知識をつければ、必ず受かるようになります!

ここでは英検5級に落ちた事例から、5級に落ちた原因と突破方法を探っていきます。試験に落ちたからといって、英語を諦めるのはまだ早いですよ!

1.英検5級に落ちた事例集

英検5級に落ちてしまった人って、実は意外とたくさんいるんですよ。なんてったって、英検5級は受験者が多いので、落ちた先輩はたくさんいます。

ここでは、落ちた事例をタイプ別に分けて紹介します。読んでいけば、自ずと原因が見えてきます。

ケース①:勉強不足

  • 英検の問題集をほとんど開いていない
  • 前日まで英検を受けることを忘れていた
  • なんとかなるだろうと思って対策しなかった

このケースは小学生、中学1年生の受験者に多いです。試験というものの重要性があまりよくわかっていない子もいるため、このような事態が起こります。

合格率85%を鵜呑みにして勉強しなかった場合、実力的に余裕がなければ高確率で落ちます。なぜなら、英検の問題には癖があるから。学校のテストなどとはやはり問題形式が違うので、慣れないとやや難しいところがあるでしょう。

ケース②:力不足

  • リスニングはできたが、リーディングができなかった
  • 単語がわからなかった

英語力に不足がある場合です。低年齢の子供の場合、リスニングができてもリーディングができないというパターンが多いです。リスニングは感覚ですが文法は理論であるため、低年齢だと理解するのが難しい面があり、ある意味仕方がないともいえます。

単語は英検5級では約600語が必要となります。基本的な語で使用頻度も高いので、勉強の仕方を工夫すれば覚えられます。

ケース③:英語教室が英検向きではない

「英語教室に通って何年か経つから受けた」 「小学生向けの英語教室の卒業記念に受けた」などの場合、通っている英語教室のタイプによっては受かり辛いことがあります。近頃は英語教室も多様化しているため、英語教室の中にもいくつか種類があります。

英語に慣れることを主とした英語教室の場合、リスニング力と語彙力は多少つくかもしれませんが、文法を習わないので英検には不向きです。リスニングは解けたとしても、リーディングの問題が解けません。

もちろん、英語に慣れることを目的とした英語教室に通っていても受かる子はいます。英語に親しんでいるので、先生に教わらずに自分で勉強しても実力が上がりやすく、受かります。

英語教室任せの場合は、英検に向けてレッスンをしてくれる教室でないと難しいでしょう。ここは案外盲点です。英語教室に通えば英検に受かるわけではないのです。

筆者は小学校6年生の時に英検5級と4級を取りました。通っていた英語教室はECCで、通常レッスンに加えて読み書きに特化したレッスンも受講していました。読み書きのレッスンを受講していなかったら……英検が取れていたかは、正直わかりません。

ちなみに、5級ではリスニングは満点、4級でも8割以上を得点しました。英語教室に通っていると耳は育つので、リスニングには対応できます。要は、どこまで英語教室が文法を教えてくれるかが鍵なのです。

また、中学校では英検の対策をしてくれるところは少ないです。自力で勉強する必要があります。定期テストではありませんから、学校の授業を受けていれば大丈夫というわけではありません。

落ちたケースとしては、主にこの3つに分類できます。どれも自分でしっかり勉強すれば解決するものばかりです。

2.落ちた原因まとめ

事例からわかる起きた原因は以下の通りです。

  • 英検の大切さがわかっていないため、モチベーションが低い
  • 英語力、特に文法力が不足しているため、得点が合格点に届かない
  • 通っている英語教室が英検向きではない
  • 英語教室や中学校にのみ頼ってしまっている

ただ学校に通っている、英語教室に通っているだけでは、合格は難しいということです。英検に受かるためには主体的に学ぶ必要があります。

また、冒頭で英検5級の合格率は約85%と書きました。しかし、小学生に限れば、合格率は 約40%です。中学生、高校生、社会人などを含めた合格率が85%なのであり、低年齢に限れば英検5級は決して高い合格率ではないのです。

5級に落ちたからといって、落ち込む必要はありません。もう一度、勉強し直して受ければ良いのです。なぜなら、子供の頃に英検5級に落ちていても、同時通訳者になったり、TOEICで900点を取っている人もいます。英検5級に落ちたからといって、 英語力がない、自分は英語に向いていないなどとは言えないのです。

これから紹介する突破方法を実践すれば、合格することは十分可能です。しっかり勉強して次の英検に備えましょう。

3.英検5級の突破方法

英検5級に合格するための突破方法を紹介します。他の級にも応用できるので、ぜひ実践してください。

①リスニング力を鍛える

英検3級までは、リスニングの問題は2回放送されるため、点が取りやすいとされています。ですから、リスニングを得点源にしてしまいましょう。

英検5級の合格ラインは満点の60〜65%得点することです。そして、出題されるリーディング問題とリスニング問題の割合は 1:1です!リスニングで高得点が取れると、合格にグッと近づきます!

リスニングの練習としては、シャドーイングが良いと思います。問題集の解答のスクリプトを見ながら、シャドーイングしてみましょう。2回目に放送される時にオーバーラッピングを行えばより効果的です。

シャドーイング等が難しければ、英語の歌を歌うのもありです。英検5級は、親の教育方針によっては幼稚園児や小学校低学年で受けることもあります。幼い子供に負担がない方法としては、英語の歌を歌うのはオススメです。

また、問題を解く際は1回目は聞き流して内容を把握し、2回目の音声で答えを探すのをオススメします。過去問を解くときにやってみてください。正答率が大幅に上がりますよ!

②文法力を鍛える

英検5級の1番の鬼門は文法でしょう。これはきちんと勉強しなければ得点できません。英語の歌が歌えるからといって、文法問題は解けませんからね。

まず、一人称・二人称・三人称と肯定文・否定文・疑問文の識別から始めましょう。そして、時制を勉強します。現在形・過去形・未来形・現在進行形・基本的な助動詞くらいがわかっていれば大丈夫です。

最近はかなりわかりやすく解説した本のシリーズが出ています。読みながら1つ1つ文法事項を確認しましょう。そして、何度か問題演習をすれば身につくでしょう。

会話問題は、実際に過去問に出てきたやり取りを一人二役で演じてみましょう。英検では過去に出題されたのと似た問題もよく出題されます。

特に会話はバリエーションがそれほどないので、過去に出題された問題に似た問題が出ることも多いです。過去問を活用して対策しましょう。

5級の中では、並べ替え問題は難しいです。解けるに越したことはありませんが、無理に得点する必要はありません。他の大門で得点が取れれば、並べ替え問題は5問中2問でも合えば良いのです。並べ替え問題ができないからといって、思い詰める必要はありませんよ。

③語彙力を伸ばす

5級で問われるのはとても基本的な語句です。体の部位や職業、色、道具の名前……実際に該当するものを指差したりして覚えましょう。動詞ならジェスチャーゲームも効果的です。単語カードを用いてゲームのようにして覚えるのも良いでしょう。

過去に問いた単語であっても、英検は繰り返し出題します。こちらも過去問を十分に活用しましょう。以下は英検5級の語句の対策の動画です。フラッシュカード式なので、語句をみて意味を言ったり、発音を真似したりして覚えていきましょう。

4.まとめ

  • 一番簡単な級だからと、英検5級を舐めてはいけない。
  • 合格するには主体的な勉強が必要。
  • リスニングで高得点を取れば、一気に合格に近づく。
  • 過去問は活用しよう。
  • 落ちても諦めない!次に向かって頑張ろう!

英検5級は英検の中では簡単な級です。しかし、だからといって英語を勉強し始めたばかりの方たちにとって簡単かというと、そうではありません。リスニング力も語彙力も文法力もバランスよく問われますから、十分難易度は高いです。

英検は落ちても次がある試験です。 諦めずに次回の英検に挑戦しましょう!

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