高校英語の文法、範囲はどこまで?中学英語とはどう違うの?解説します!

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英語を勉強している時の疑問として「高校英語の文法の範囲ってどれくらいあるの?」というのがあると思います。

「高校ではやたらと中学校で習った内容をやり直していたような……」という感想を持つ方も多いのではないでしょうか?

その感想はあながちハズレではないんです。ハズレでは、ないんですが……。

というわけで、中学英語と高校英語の文法の違い、高校文法の範囲をここでは解説します!

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中学英語と高校英語の文法の違いって、何?

中学英語と高校英語の文法の違いは、2つあります。

①新しく習う文法

高校英語で新しく習う文法があります。その代表が仮定法です。「もし〜だったならば……だったのに」という仮定・仮想を表す文法です。これは、中学英語では一切触れません!

他には現在完了進行形、過去完了、原型不定詞、関係代名詞の特別用法や、関係代名詞のwhat、関係副詞、分詞構文、話法(直接話法・間接話法)といった文法は中学英語では扱いません。

しかし、裏を返せばこれらの文法以外は中学英語で「とりあえず」習っていることになります。

②文法を「深化」して学ぶ

中学英語と高校英語の違いの核心は「内容の深さ」だと思います。

実は、私はこの記事を書いている2019年2月26日現在、まだ高校生なんです。手元には高校の教科書や文法書、問題集があります。

ちょっとだけ高校の文法書を開いてみましょうか。

今私が開いているのは、文法書の中の助動詞canのページです。

canそのものには「実現可能」という概念があり、能力・可能の働きで「〜できる」という意味を持ち、そこから派生して許可の「〜しても良い」という意味や依頼の「〜してくれますか」の意味ができました。

また、この「実現可能」の概念の中には可能性の働きがあり「〜はあり得る」という意味を持つようになり、否定文にするとそこから「〜のはずがない」という意味が派生しました。

canは「〜することができる(能力がある)」という意味で、be able toは「(周囲の状況から)〜することができる(可能である)」という意味になります。

推量のcanにおいて、cannotはmust(〜に違いない)の反対の意味で、強い打ち消し推量を表します。canの反対ではありません。

canのページの内容をざっくりと要約したのですが……中学英語よりも圧倒的に情報量が多い!

canとbe able toの違いなんて中学校では習いません。両方とも「できる」と教えられます。canが推量を表すことも、中学英語では教えてくれません。

なぜなら、中学英語の文法は言ってしまえば入門編。もちろん、これが出来なければ話にはなりませんが、やはり入門編なのでアバウトです。canとbe able toを両方とも「できる」とだけ教えてしまうあたり、とてもアバウトです。

同じ助動詞のcanでも中学英語と高校英語では習う内容にこれだけの差があります。他の単元も同様です。中学校で習った文法に追加情報が与えられたり、さらに掘り下げた内容を勉強するのが高校英語です。

これだけ大きな違いがあるのに、高校の英語を「中学校の繰り返しじゃん」と思ってしまうのは単元名が同じものが多く、アバウトな知識があるので単元のはじめの方は容易に理解できるからです。

確かに被っている部分はありますが、高校英語には追加情報が多くあります。中学英語の繰り返しというには明らかに内容が深いのが高校英語です。まぁ、習っている間は気づかないんですけどね……。

高校の文法の範囲

それでは本題に入りましょう。高校の文法の範囲ですが、上記の①のように、新しく習う単元の量はそれほど多くありません。高校でも1年生のうちにほとんど習い終わってしまいます。

これだけでは狭い、という結論に至りそうですが、新出単元と新出内容とを考えたらどうでしょう?狭いと言えるのでしょうか?

では、高校英語の新出内容を見ていきましょう。

中学校でも高校でも習う文法

まず、中学校でも習い高校でも習う単元の例として助動詞を見ていきたいと思います。

canの場合、中学校では「可能」「許可」までしか習いませんが、高校英語では「推量」の意味を新たに習います。

willの場合、中学校では「未来」の意味を習いますが、高校では新たに「意思」「現在における推量」「習性・習慣」を習います。

中学校ではmustとhave toはどちらも「〜しなければならない」と習いますが、高校ではこの2つに強制力の強弱があることを学びます。

少し書き出しただけでわかりますが、中学校でも習っていた助動詞の文法の内容は、高校英語ではかなり深まり、学ぶ内容は増えています。新出内容はたくさんありますね。

高校で新たに習う文法

では、次は高校で初めて習う文法を見ていきましょう。

高校で習う単元の代表格である仮定法。事実に反したり、実際には起こらないことを表し、ifがよく用いられます。

仮定法の文法としては仮定法過去、仮定法過去完了、if節と主節とで時制が異なる仮定法、未来のことを表す仮定法など、6つが項目としてはあります。

これらに加えて、倒置を起こしてifを省略する方法や、ifを使わない仮定法、動詞の原型を使う仮定法に構文を発展内容として学びます。

勉強してみるとわかりますが、内容としてはかなり深く、バリエーションが豊富です。考え方に慣れれば使いこなせるようになりますが、慣れなければ難しい単元です。

だから、英語に初めて触れるであろう中学校では学ばず、少し英語の感覚に慣れた高校で学ぶのです。

《番外編》高校で主に習うが中学校でも一部触れている語法

本来、文法と語法は定義として別物なのですが、学校では一緒に習い、また、文法書にも収録されているので、番外編として見てみましょう。

語法は、中学校でも少し学び、高校で本格的に学ぶものです。名詞、冠詞、動詞、形容詞、副詞と言った単語の使い分けやイディオム(連語)を一つ一つ勉強します。

中学校では語法は単元としてまとめて学ばないので記憶は薄いかもしれませんが、所々で学んでいます。中学校でも「enjoyの後は動名詞しか取れない」などは習っているはずです。

代表的なのはメガフェプスでしょうか。動名詞のみ目的語に取る動詞の主なものの頭文字を繋げた、覚えるために作られた呪文がメガフェプスです。先ほど例に挙げたenjoyもメガフェプスの1つです。

他にも、名詞ならば中学校でも少し習った可算名詞・不可算名詞に加え、複数形で特別な意味を持つ名詞を習ったり、形容詞なら-ingが付く形容詞と-edが付く形容詞の違いなどを勉強します。

英語はコミュニケーションツールなので、正確に伝わるに越したことはありません。語法を学ぶことで英語の正確さは向上します。

語法の内容は英語の根っこに関わるとても深いものです。非常に膨大な数がありますから、出てくるたびに覚える必要があります。

結論

結論としては、新出単元数だけを見れば、高校の文法の範囲は狭いです。しかし、各単元の内容面に目を向ければ深く、新出内容としての範囲は広いです。

これが高校英語の落とし穴なので、注意して勉強しましょう。英語の根幹により近づくのが高校英語です。中学英語と同じ単元名だからと気を抜いてはいけません。

補足

高校で履修する文法単元は

文の種類、文型と動詞、自制、完了形、助動詞、受動態、不定詞、動名詞、分詞、関係詞、比較、仮定法、否定、強調・倒置・挿入・省略・同格、無生物主語・名詞構文、話法、接続詞、前置詞、疑問詞、名詞☆、冠詞、代名詞、形容詞☆、副詞☆

の24単元となります。尚、☆が付いている名詞などの単元は語法ではなく文法です。語法の履修範囲は別枠となります。(啓林館 『ビジョン・クエスト 総合英語』目次を参考にしました)

まとめ

  • 中学英語と高校英語の文法の違いの核心は「内容の深さ」
  • 高校英語の範囲は、新出単元という範囲で見ると狭いが、新出内容という範囲で見ると広い

高校英語は単なる中学英語の繰り返しではなかったんですね。第一印象としては間違っていませんが、中学英語と高校英語は別物です。

高校英語の文法を勉強する時は、内容の深さを意識し理解するように心がけましょう!

こちらの動画シリーズでは中学校レベルから高校レベルまで丁寧に解説してくれます。わからない分野の動画を探して視聴してみてください(ここに載せているのはイントロダクションです)。

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