インターネットやyoutube、小学校からの英語教育などの影響により、最近では圧倒的に英語の教育が充実してきましたよね。
コーチングスクールなどの開講もあり、英語の勉強が科学的に効率的にできるよう、進化しつつあります。
また、海外と日本との交流がネットを通して、安価で簡単にできるようになったことから、以前より英語でのコミュニケーションがずっとしやすくなった事も大きく影響し、グローバルな人材、つまり英語を流暢に喋れる人が日本でも多くなったようです。
しかしながら、いざ英語は喋れるようになったものの、一体どこで活用するのか?どこでなら自分の英語を最大限に使えるのか?私の場合は、偶然にもその場を不動産営業という職場で活用し、会得したという体験をここでご紹介したいと思います。
なので、不動産の営業を始めようとしている、もしくはもうしているという方なら英語力をつけることを、営業マンの本音から是非お勧めします。
実際、業界でどんな英語フレーズが役に立つかも載せてますので、最後まで読んでくださいね。
外国人相手の不動産営業マンの仕事とは?
ところで、皆さん不動産の営業にどのようなイメージをお持ちでしょうか?
ブラック?きつい?ナンパ?とかく、悪いイメージがつきやすい不動産営業ですが、私が経験して思うのはそれとは全く違うことでした。
強いていうなら、賃貸なら数万、数十万、とかく売買となれば、何千万、何億という一生に一度あるかないかの買い物ですから、買う人も売る人も、その間に挟まれる仲介業者も必死なんです。
でも、経験から言えることは、シンプルに
『お客さんは、結局その物件に巡り合うべきだった』と、思うのです。
家一件だけ見てその買い物をする人はなかなかいませんよね。何件か見てみてみたいのが本音。そこで、納得がいくまで案内し、買いたい(借りたい)けど、思い切れないところを後ろからそっと一押ししてあげるのが不動産の営業です。
相手が外国国籍である場合、日本の不動産に関してはより知識が浅いわけですから、事細かに物件の立地、広さ、間取り、ここに住むとどんな利点があるのか(通勤に便利?お買い物場所は近いか?)などを説明すれば親切です。
この時、あまり物件の不利点を話過ぎてしまうと、お客さんに不安がられてしまうので気をつけましょう。英語での接客は、お客さんから心強いと信頼されるため大きく他の営業マンと差をつけられます。
ただ、外国籍のお客様の売買の場合は、永住権をお持ちでないと都銀での銀行ローンが組めないので、最初に聞いておかなくてはなりません。全額キャッシュでの購入ならOKです。
では、都銀でない銀行ローンは組めるのか。
実際、都銀以外で組める不動産担保ローンはありますが金利が高いので、お客様に納得のいく商談に至らないことが多かったので、お勧めしません。
物件の情報は、業界で図面と呼ばれる販売チラシにほとんど載っていますので、通訳士のようにそれを説明すると良いのです。実際使われる英語の幅はそれほど広くないので、慣れていけばどんどん速さもまし、営業力が上がります。
そんな大きな買い物、購入していただいたお客様からは感謝されることも多々あります。
いい物件を紹介してくれてありがとう。
親切、丁寧に最後まで付き添ってくれてありがとう。
などと言われ、やりがいのある仕事ですよ!
向いてる人・向いてない人
ここで、不動産営業に向いている人6タイプと向いていない人についてお話しておきたいと思います。やってみて、やっぱり違ったなと思うよりは、ある程度覚悟しておいた方が良いこともあるからです。
タイプ1|人と接することが好きな人
不動産だけでなく、営業の仕事は人と接することが好きな人でないと、かなり難しいと思います。また不動産の売買ともなると、勤務時間どころか、勤務時間外も不安で電話で確認したくなるものなのです。なので、人間嫌いな人や、シャイな人にはあまり向いていない仕事と言えるでしょう。
タイプ2|部屋を見るのが好きな人
人によっては、1日に何件も案内する物件。新築の一戸建てや、リフォーム仕立てのマンションを見るのが大好きという人にはもってこいの仕事です。
タイプ3|打たれ強い人
経験してくるとわかってはくるものの、最初のうちは物件が広告チラシではなかなか見抜けず、お客さんをがっかりさせてしまう事も多々。毎日なかなか契約が決まらないという日が続くこともあります。
そんな時、折れることなく続けられる自信がない方にはお勧めできません。
また、完全歩合制度は、契約が決まらなければ収入はないという難しさもありますので、家庭のある方は注意しましょう。
タイプ4|素直な人
不動産の買い物をするくらいのお客様方なので、社会経験が豊富で社会的地位も高い人が多い中、下手に知ったかぶりをしたりするとお客さんに嫌われてしまいます。お客さんに嫌われてしまうと、もうこの人にはお願いしたくないと思われてしまうので注意した方が良いと思いました。
なので、営業はできるだけ素直に爽やかにすることが大事です。
わからないことがあれば、その旨を正直に話し、「勉強不足ですみません。すぐに、調べて折り返します」という作業を繰り返していけば自然と自分の知識も広がっていきます。
タイプ5|車の運転が好きな人
1日何件も案内することが多いので、いかに最短でたくさん案内できるかも大事です。車の運転が好きで、案内が全く苦にならない人なら、すごく向いている仕事だと思います。
タイプ6|負けず嫌いな人
一回の契約がポシャったくらいで何くそ!という、負けん気があればこの仕事はより好調に進むと思います。また、相手の競合は、大手、熟練の営業、車の運転がタクシー運転手並みにうまい、などツワモノが業界には勢揃いです。
そんな中、「わたしなんて…」というような、引っ込み思案ではお客様に忘れられてしまいます。
向いていない人
人と接することが苦手(内気な方)
家や、マンションが好きでない(案内が億劫と感じる)
打たれ弱い(傷つきやすい)
素直に人の話が聞けない
という人には、逆にあまり向いていないです。
車の運転は、徒歩圏内の物件を案内する賃貸の営業マンもいるので必ずしも重要ではないかもしれません。
他、私そんなにグイグイ営業できないし…なんていう控えめな方でも、真摯な営業で成績を上げるというタイプも業界ではよく見ました。営業力=会話力ではない世界だと私は感じています。
営業のコツ3
1.時間は正確に
先ほど、お話ししたように都内は扱う物件の単価が高いつまり、お客様は高収入なので時間にはかなりうるさいです。
1分でも遅刻しそうな時は、必ず電話をすること。
案内などの際は、お客様のお時間を少しでもいただくのですから、無駄なくポイントを抑えて案内することを心がけましょう。
都内で活躍するビジネスマンのほとんどは時間の感覚が細かく、分単位、金融関係になると秒単位で仕事をする人たちなので、モタモタしてるとすぐ他の不動産営業に持っていかれてしまいます。
なので、自分のやれる限りの速さでいつも対応し、それでも他に行ったらしょうがないという思い切りも必要でした。
2.営業力よりコミュニケーション能力が重要
経験して思うのですが、不動産の営業はこちらからどんどん売り込むというよりは、お客さんの質問は必ずメモを取り、できたら即日中、遅くとも翌日の午前中までに回答することが重要だったと思えます。
とかく、不動産は大きな買い物です。質問したのに返ってこない、なんということはこの業界ではご法度です。即、信頼されなくなりますよ。
投げたら、返すという作業を、お客さんの納得のいくスピードで行うことが重要です。
3.また会いたいなと思われる営業マンになる
売買の不動産の営業ともなると、長いお客さんでは一年以上もの付き合いになることが多いです。それは、不動産に流動性があるからです。
いい物件はすぐなくなってしまいますが、また、売り物件が新しく出るのも嘘ではありません。そこで、お客さんとしては色々見てから決めたいのです。なので通常お客様は考え始めてから、購入に至るまで結構時間を要すことが多いのです。
案内後に、またこの人に案内してもらいたい!という人になることを目指しましょう。契約も、この人にお願いしたいと思われる営業マンになることが大事です。
そうすれば、次のアポイントも取りやすく、また物件を売りに出す時にも声をかけてもらえたり、お客さんの方からこの物件見たいんですけど、とネットで調べた物件を紹介させてもらえました。
英語を使う場面
私の体験談の話になりますが、就職先の不動産会社、‘英語が活かせる‘という求人でした。港区は、外国人が多いエリアです。
他、渋谷区、目黒区などのエリアが外国籍のお客様が多いようです。
ところが不動産営業は甘くなかったのです。次々と同僚はやめていき、結局英語が喋れる営業は自分一人になってしまいました。
それからです、すべての外国国籍のお客様はすべて私に回ってきたのは。
通常の日本国籍のお客様+外国籍のお客様=倍の可能性をいただいたわけです。
これほど、美味しい話はありませんよね。
勤めていた不動産会社は、今はもうなくなってしまいましたが、白金高輪駅徒歩1分に構える、港区のど真ん中。外国人の多く行き交うエリアで、飛び込み客、電話の対応はすべてこちらに回され、お客さんがいないという日は全くと言っていいほど無かったのです。
その時は、不動産の営業は押し売りではなく、巡り合うべき物件にお客さんを引き合わせるだけだと信じて案内し続けたのが良かったのか、物件も決まり契約も結構取れました。
また喋り続けることが重要でなかったのも、よく自分に合っていたように思います。
ただ、お客様の居心地の良い環境を作ることは大事だと教わっていたので心がけてました。
何分、案内は車ですることがほとんどなので、お客さんが喋ってくれるような楽しい環境づくりを心がけていたことを覚えています。
また、私が不動産営業をしていた頃は、外国投資家も不動産を買う時期で、20代で売りビルを扱うこともありました。
そう、不動産の営業で英語が話せて損はないのです!
使える英語フレーズ
ここで、業界で一般的に使われる幾つかの英語のフレーズを紹介しますね。
お客さんのニーズに合わせて使っていたので、是非参考にしてください。
不動産会社:real estate agent
物件:real property, property
例:Are you looking for real property for rent?
(賃貸マンションをお探しですか?)
マンション:apartment
例:This apartment is better than I thought!
(このマンション、想像してたよりいい!)
戸建て:house
例:You may be interested in the houses, not the apartments?
(もしかして、マンションより一戸建てに興味がありますか?)
賃貸:for rent
Please make sure the files that I send, these are apartments floor plans for rent.
(賃貸マンションの図面を送ったので、ファイルを開いて確認してください。)
売買:for sale
Now you are looking for the house for sale. So what is the most important thing to you?
(今、売買物件をお探しですね。一番重要なポイントは何ですか?)
予算:budget
What’s your budget?
(予算はいくらですか?)
家賃:rent
There isn’t a grace period for paying rent.
(家賃の支払いに猶予期間はありません。)
交渉する:negotiate
Would you like to negotiate about this property?
(この物件について、価格交渉したいとお考えですか?)
広さ(不動産業界での):square meters
How many square meters do you need for your house?
(どれ位の広さが必要ですか?)
不動産担保のローン:mortgage loan
Shall I mention the Japanese mortgage loan system?
(よろしければ、日本の不動産担保ローンについてご説明しましょうか?)
ここで、アメリカ英語とイギリス英語で若干違う読み方のものを以下に紹介します。
トイレ、お手洗い:bathroom<米>、toilet<英> 浴槽:bathtub<米>、bath<英>
洗面台:bathroom/sink<米>、wash/basin<英> ベランダ:porch<米>、balcony<英>
と、若干違うこともありますが、比較的外国籍のお客さんは慣れているらしく、どちらでも理解してくれました。
詳しい、イギリス英語とアメリカ英語の紹介はこちら
アメリカ英語とイギリス英語の違いは?
また、本国アメリカ、イギリスでは日本よりクライアントとブローカーが近い気がしますので、すっごく丁寧な言い回しが必要、というわけではないようです。
実際の物件の案内の様子をチェックしてみましょう↓↓
英語ができる不動産営業マンが最強な理由
①顧客の範囲が広がります。
顧客数は、日本人顧客数+外国人顧客数になる。
自分の営業枠に加えて、他の人が追客できない外国籍の顧客が増えます。
②英語が使える営業マンとなると日本人の顧客の見る目が変わる。
是非ともこの人にお願いしたいと思われることが多い、と感じました。
強いて言うなら、英語が喋れるとかっこよく見えるお父さんのようなイメージでしょうか?
人気の営業マンに是非お願いしたいと言われ、顧客は増える一方です。
③ いつも明るくポジティブに仕事に迎えます。
不動産の営業は年収も頑張れば頑張っただけ、右肩上がりに上がるので、あっている方には面白い仕事だと思います。ただ、契約が決まらない日が続くと気持ちも暗くなりがちです。
ところが、仕事に英語を使えると楽しい気持ちになり、明るくみんなに接することができるのです。そんなポジティブで、明るい営業マンはお客さんに好かれること間違いなしです。
④顧客にその知人を紹介していただける。
特に外国のお客さんですが、丁寧に接客してもらったからと、お友達を紹介してもらえるので、取引後も引き続き、いろいろな方からお声がけいただけます。
流石に売りビルともなると、価格も上がります。その場合、契約はかなり慎重になりますので、大手の弁護士事務所を、お客さんが使用しているケースがあります。できれば、お客様が外国国籍である場合、案内には一人で来ることがあるので、図面(販売チラシ)は英語で打ち直したものをお持ちするのが親切です。
おすすめの英語勉強法
仕事していると時間ないですよね。
私も、当時真夜中の電話や、仕事の休日もお客さんからの電話対応に追われ、平日は、週末の案内に向けて顧客の追客。その上、不動産業界は、仲間内や友人との飲み会も多い毎日です。
なかなか社会人の勉強は難しいのです。
ところが近年そんな忙しい仕事しながらでも、英語を学習できる英語コーチングがありますので、時間に追われているあなたでも最短で英語力を上げることができますよ。
もうダメだ…と心が折れそうな時、必ず最後まで目標の英語力まで誘導してくれます!
私のオススメは、その中でもプログリットです。
なぜ、プログリットがオススメなのか、理由は下記のサイトでチェックしてくださいね!↓↓
英語留学のその前に、理論から始める【PROGRIT(プログリット)】
フットワークを軽くしておこう!
今でも、英語を習得していなかったらどんな人生だったのだろうと考えます。
英語を習得したおかげで不動産会社で営業ができ、そこで色々な人たちと知り合うことができました。ラジオ番組のアナウンサー、オランダ人建築家、芸能人…都内に物件を探す人たちは、色々な興味深い仕事をされている方がたくさんいて、楽しく仕事をしていたことを思い出します。
また、稼いだお金で旅行!売り上げを上げれば、休みをとっても文句を言われません。
今は不動産の仕事をやめ、以前からやりたかった料理の仕事をイタリアでしてますが、そもそも、そのチャンスに飛びつけたのも英語ができなければ、イタリアのシェフの元では、仕事ができなかったと思っています。
私のように、幅の広すぎる転職は結構振り出しに戻ることも多いので、あまり人にはお勧めできませんが、自分でやりたいと思った仕事はすべてやってみたという、納得はできてます。
私は、チャンスにすぐに飛び掛かれるよう、英語力を鍛えることは大事だと思ってます。
なので、皆様にも忙しい中英語力を鍛えられるプログリット、を是非お勧めします。↓↓
悩んでる時間はもったいないと思います。
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