オーストラリアで仕事ができるビザや雇用形態は?必要な英語力と人気の職種の時給も公開!

「オーストラリアで働いてみたい!」と思ってはいるけれど、「どんな仕事があるの?」「雇用形態はどうなってる?」「お金はどれくらい稼げるんだろう?」「英語ができない!」などとわからないことが多すぎて、不安の方が大きくなってしまっているあなた!!

そんなあなたの為に今回は、オーストラリアで仕事をするべく! 知っておきたいことついてご紹介していきます。

まず、この冒頭でお伝えしたいのが、オーストラリアは非常におすすめということです。

その理由は「日本との時差が少ない」「親日家が多く生きやすい」「お給料が高い」この3が揃っているからです。

目次

オーストラリアのビザ事情を知ろう

オーストラリアで働くとなれば、まず最初に確認しなければならないのが「ビザ」についてです。

日本国籍のパスポートを所有する者が他国を訪れる際に、観光目的などの短期滞在の場合は多くの国がビザの取得を免除してくれています。

しかし、オーストラリアでは目的が何にせよ、入国予定者すべてにビザの取得が義務付けられているのです。

そんなオーストラリアのビザの種類は、大きく分けて4つ。「観光ビザ」「学生ビザ」「就労ビザ」「永住ビザ」です。

今回は、オーストラリアで働くということで「就労ビザ」について解説していきます。

働くには就労ビザが必要って知ってた?

オーストラリアの就労ビザについては、取得難易度の高いビザと低いビザがあります。

取得難易度の高い就労ビザとは、永住権のあるビザのことで、長期滞在が可能になります。

取得難易度の低い就労ビザとは、ワーキングホリデーなど、限られた期間のみ滞在が許されます。

永住権のあるビザもある

長期滞在が可能になるが、取得難易度が高いビザとなります。

更には、年々このビザの取得難易度は上がっているのですが、背景としてオーストラリア人と競合するような外国人労働者は制限する政策になってきているということです。

なぜ取得難易度が高いのか

  • スポンサーが必要
  • 上級者レベルの英語力が必要
  • 専門的なスキルが必要

この3つ備えることが非常に難しいのです。

スポンサーとは、「この企業で働きたい」「うちの企業にあなたが必要です」といったように、あなたと企業との利害が一致し、企業が労働者のスポンサーとなって長期滞在ビザ申請のサポートをしてくれる制度のことです。

スポンサーになる場合には、企業側には売上や雇用者の最低保証金額まで設定されていて、その設定基準も高かったり毎年その基準が変更したりとコストやリスクが伴います。

これだけで既に、そんな簡単なことではないといことがわかりますよね。

 

次に上級者レベルの英語力が必要というのはどういうことでしょうか。

この就労ビザ申請の際には、「IELTS」で低基準の6.0以上を達成していないといけません。

IELTS6.0がどの程度のレベルかピンと来ないと思いますが、日本でいうとTOEIC740~820点ほどで英検は準一級ほどになります。

職種によってはそれ以上を求められることもあるため、この英語力もビザ取得への高い障壁となることでしょう。

 

最後に専門的なスキルについてですが、オーストラリアが指定している職種に携われる人材が専門的スキルがあると判断されます。

実際にオーストラリアが指定している、永住職業リストは460個以上の職種があります。

 

上記3つの内、全てを揃えなければならない訳ではなくて、2つ揃っていれば申請が可能です。

しかし、2つでいいといえど、やはり相当な難易度の高さですのでオーストラリアで永住権のある就労ビザの申請ができる人はごくごくわずかな人だけなんですね。

永住権のないビザ…

永住権のある就労ビザと違って、これからご紹介する永住権のないビザはとても簡単に申請可能です。

代表的なのが”ワーキングホリデービザ”です。

期間は1年間で、ワーキングホリデー協定締結国の18~30歳の国民であれば、基本的には新申請可能となりとても緩いです。

一定条件をクリアすれば、更にもう1年間の滞在が許されます。

仕事をする方法は大体3パターン

オーストラリアで仕事をする雇用形態は、大きく分けて3パターンあります。

ただ、この仕事をする方法どのビザを申請するかというのは密接に関係しているので、セットで考えることになると思います。

①現地企業にて正社員

日本で転職サイトに登録し、エージェントに求人を紹介してもらいます。

現地採用や日系企業の海外駐在員、外資系企業の日本採用などの求人の情報を集めて、自分の希望と合わせて就職活動をしてみましょう。

当たり前ですが、現地企業にて正社員として働くということは、かなりの英語力が求められます。

現地のオーストラリア人ではなく、わざわざネイティブではない日本人のあなたを採用するメリット(優位性)を企業側に感じてもらわないと中々難しいですよね。

②ワーキングホリデーでアルバイト

ワーキングホリデービザを使い、自分のやりたいと思った仕事や働きたいと思ったお店で働くことができます。

しかし、同じ雇用主の下で連続して働くことができる期間は、6ヶ月間という縛りがあります。

また、滞在期間も1年間と決まっているため、長期滞在をしながら仕事がしたいという方には当てはまりません。

③学校に通いながらアルバイト

学生ビザを使い、語学学校などに通いながらアルバイトとして働くことができます。

しかし、週20時間までの労働しか許されていないので、仕事をするというよりはあくまでメインは学校で英語を学ぶということになります。

人気の職種と必要な英語力をみてみよう

オーストラリアで日本人に人気の仕事(職種)とそれに必要な英語力を雇用形態別に確認していきます。

今のあなたの英語力がどの程度なのかで、できる職種がある程度は決まってしまいます。

当たり前ですが、英語力がある人の方が選べる選択肢は多く、時給も高いです。

採用する側の立場で考えれば、英語力のない日本人よりは、英語のある日本人を採用したいと思いますよね!

しかし、今はまだ英語力は低いけれど、働いていく中で「これから英語を学んでいこう!」という方でもできる仕事もたくさんあるので安心してください。

正社員編

オーストラリアで日本人正社員の多い業界は「観光業」「資源業」「輸送業」「サービス業」あたりが挙げられます。

正社員のポジションで働くのであれば、それだけ責任感も問われるため、ある程度の英語力が必要です。

最低でも日常会話をマスターし、多少のビジネス英語も話せると安心だと思います。

人気の職種(現地採用)

  • ツアーコンダクター
  • 旅行会社
  • ドライバー
  • ホテルマン
  • 看護師
  • 飲食店
  • ウェディングプランナー
  • 美容師
  • 車両整備士

ある程度の英語力があれば、なにか他に特別なスキルが必ず必要というわけではなさそうな職種が多く見受けられますね。

しかし残念ながらこれらは、一般的に日本ではあまり地位の高い職種ではないというのが現状です…。

なので、日本でもバリバリ仕事をしていて、キャリアアップの為にオーストラリアに来たいと思っている人には合わないかもしれません。

それでは、ハイキャリア志向の人向けにはどんな職種が多いのでしょうか。チェック!!

人気の職種(駐在員)

  • 会計事務所
  • 銀行(金融系)
  • デベロッパー
  • エンジニア
  • 貿易会社
  • 総合商社

やはり、しっかりとした経歴実務経験特出したスキルがないとできないような職種が並びましたね。

英語力ももちろん大切ですが、それ以上に経歴やスキルなどの今まで築いてきたキャリアを活かせることが重要ですね。

お給料事情

オーストラリアは、世界で一番最低賃金が高いとされている国です。

なので、現地採用と駐在員の双方に言えることは、お給料はかなり良いということです!!

ワーキングホリデー編

ワーキングホリデーは、同じ雇用主の下では6月間しか連続して働くことができないというルールがあります。

その為、実務として経験することでなにか特別なスキルが身に着くような職種というよりは、誰にでもできるような比較的に難易度の低い職種が多くなっています!

※日本でいう「学生アルバイト」をイメージするとわかりやすいかもしれません!!

加えて、英語を勉強しに来ている人が多いことから、求められる英語力もそんなに高くありません。

働きながら英語を勉強する」といったことが可能になります。

それでは、ワーキングホリデーをしている人々に人気の職種時給をみていきましょう。

職種 英語力 時給
レストランスタッフ(ホール) 中級 17$~
レストランスタッフ(キッチン) 初級 16$~
カフェスタッフ(フロント) 中級 18$~
カフェスタッフ(バリスタ) 中級(バリスタスキル要) 18$~
ホテルスタッフ 中級 19$~
ファームジョブ 初級 18$~
日本人観光客向けガイド 初級 19$~
オーペア、ナニー 初級 10$~
エステ・マッサージスタッフ 初級 15$~

あくまで目安となり、実際に募集している求人によっては様々な条件があるため一概には言えませんが、ざっとこんな感じです。

語学学校に通う学生アルバイト編

ワーキングホリデーとは別に、語学留学をしている人が対象です。

ワーキングホリデーでオーストラリアに来ている人の中には、最初の1~3ヶ月は語学学校に通う人もいるかもしれませんが、そうではなくて「学生ビザ」でオーストラリアに滞在している人が対象となります。

学生ビザでは、週20時間までの労働しか許されていないので、中々仕事を探すのが大変かもしれません。

しかし、基本的には上記「ワーキングホリデー編」でご紹介した職種が挙げられます。

現地就業・生活の注意点

オーストラリアで仕事をするということは、オーストラリアで生活をするということになりますよね。

見ず知らずの土地でいきなり生活をするのは、とても不安だと思います。

そこで、オーストラリア生活を送る上で注意したい点をご紹介します。

心配なのは…「治安」

オーストラリア国内の地域によって多少の差はあるかと思いますが、比較的オーストラリアの治安は良いと言われています。

とは言え、海外ですので最低限の注意はした方が良いです。

人通りの少ない道は歩かないパスポートは厳重に保管公共の場での飲酒などなど、日本とは文化や国民性が異なる点は意識しておいた方がよいでしょう。

特にオーストラリアでは「日本人はお金持ち」というイメージが浸透しているらしく、スリや置き引きなど盗難被害が多いのが現状です。

スリや置き引きなど盗難に対しては、海外だからと浮かれ過ぎずに自身でしっかり危機管理を持って生活すれば被害にあうことはないでしょう。

日本人とは違う!生活習慣

やはり現地のオーストラリア人と日本人とでは、ライフスタイルワークスタイルが異なります。

ワークスタイルに関しては、一緒に仕事をしていく上で特に注意しないとなりません。

日本人に比べて、朝の出勤や納期に対しての時間に非常にルーズなところがあります。

更に、仕事が残っていても残業をせずに仕事を切り上げてしまう人もいます。

仕事への意識や考え方がワークスタイルとして現れ、そこにギャップを感じて問題になることも少なくないでしょう。

ワークスタイルについてオーストラリアの実情をしることができる動画をご紹介します!!

 

また、シェアハウス暮らしなどで生活を共有する場合も考えられますよね。

日本での常識であったり、自分の中の当たり前は通用しない事もあると思います。

文化の違いカルチャーショックというやつですね。

しかし、全てを我慢して受け入れてしまうのではなく、しっかりとコミュニケーションを取ることが大切です。

異なる価値観人間性に触れ、コミュニケーションを取って共有していくことに楽しみを見出せると、よりオーストラリア生活を充実させることができます。

まとめ

  • まずは就労ビザを取得しよう!永住権の有無がポイント
  • どんな雇用形態で仕事をするのか…正社員?アルバイト?
  • 英語力で職種と時給は決まる
  • オーストラリア就業(生活)での注意点

 

きっとオーストラリアで仕事をすることが現実的になればなるほど、楽しみのワクワクよりも不安のドキドキの方が強くなっていくと思います。

楽しいことばかりではなく、中には辛いこともあるかもしれない。

しかしその挑戦は必ず、あなたの成長に繋がり、あなたの世界観を大きく広げてくれることでしょう。

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