「海外への留学経験があるのに最近はめったに英語を使う機会がなくて英語力が落ちてしまった。」
「英語脳って聞いたことあるけどなんだろう。」
「机に向かってじゃなくて、もっとリラックスして英語学習したい。」
こういう風に思ったことはありませんか?
私もアメリカで5年生活し、日本に帰ってきてから英語系の専門学校に入るまでは英語力は落ちる一方でした。
でも、あることを意識するだけで再び『英語脳』を呼び起こすことが出来ました。
【よくある英語学習法】
多くの人が英語学習をする際に「英単語」と「英文法」をメインに勉強していくと思います。
「関係代名詞ってなんだったけ?」
「三人称単数ってどれだっけ?」
とやたらと多い英単語や文法用語に嫌気が指してしまい英語学習が億劫になってしまう事もありますよね。
私も英検準1級・TOEIC880点取得しているものの、ひたすら英単語と英文法を勉強し続けるとなると果たして続くのかなと心配になります。
【英語脳とは】
英語脳とは、「物事を英語で考えられる脳」です。
具体的に言うと、『英語で聞いた物事を頭の中で日本語に訳すことなく理解できる』ということです。
私の経験で言うと、体感的には日本語と英語両方とも違和感なく理解することが出来ます。
「えぇ~!どんな感じだろう?」
という声が聞こえてきそうなので説明すると
この読者の皆様は
「むかしむかし、あるところに」
「昔々、ある所に」
「ムカシムカシ、アルトコロニ」
と「ひらがな」「漢字交じり」「カタカナ」で表記されていても多少の見にくさはあるかもしれませんが、すんなりと理解する事が可能ですよね?
それと同じように簡単な例を挙げると、
「Dog」
「いぬ」
と英語表記/日本語表記のどちらかが記載されていても、英語で書いてある/日本語で書いてあるなどの認識をすることなく、犬の事なんだなと瞬時に理解する事が出来ます。
この英語脳を作ることが出来るようになれば、
スマートフォンなどの言語設定を普段から英語にしてふとした時に
「え?スマホの設定英語なの?」と聞かれちょっと周りにいい顔が出来るようになります。
【英語漬け】
英語脳を作るには英語漬けにすることが1番の近道です。
私は小学校4年生の頃に父親の転勤でアメリカの現地校に入れられました。
その頃の英語力で言うと、
空港の入国審査の人に「How are you?」と聞かれ、
「I’m 9 years old!」と自信満々気味に答えていました。
こんな感じだったので、アメリカでの学生生活1年目は
「話していることが分からない」ために何を勉強したのか全く覚えてません。
2年目より、相手の言っていることが何となく分かるようになりますが、
まだ自分の意見を上手く伝えることが出来ない。
3年目より、相手の言っていることが分かる/自分の意見も言えるようになっていきました。
ですが、ここで
「え、3年もかかるのか…」「やっぱり留学しなきゃダメか…」と思わないでください。
今回は楽しく無理なく家で英語漬けにできる環境を作っていきましょう。
【環境作りの大切さ】
環境作りというのは学習においてとても大切な要素の一つです。
勉強しやすい環境を作っていくことによって集中力アップにもつながります。
心理学で有名なメンタリストDaiGoさんのブログでも環境作りの大切さを紹介しており、
「環境作りで集中モード/緩和モードのスイッチを上手に切り替えられる」
出典:集中できる部屋の作り方
と言っています。
今回は、「自身で英語脳を作るための環境作り」を行うことによって、数か月先には今よりも英語を理解できることが多くなっていきます。
【おすすめの環境作り】
私がおすすめしている環境作りは、「映画や海外ドラマを音声:英語 字幕:英語で見る」ということです。
「日本語字幕で見るのはダメなの?」
と思われるかもしれませんが、英語字幕で見る理由が2つあります。
1つ目は、
「読めない英単語は聞こえてこない」からです。
例で挙げると
「Fatigue」
この英単語を読むことが出来ますか?
「ファティギュー?」
と読んでしまっていませんか?
正解は、「ファティーグ(疲労)」です。
このように読めない英単語があった場合に「Fatigue」という言葉が聞こえた時に、
聞きとることが出来なくなってしまいます。
2つ目は、
「ネイティブスピーカーは英単語の発音を繋げて言いがち」だからです。
例で挙げると
「What did you say?(なんて言ったの?)」
の英文をきれいに発音しようとすると
「ワット ディドュ ユー セイ?」となりますが
ネイティブスピーカー達は、
「ワディドューセイ?」ということが多々あります。
よく、ネイティブスピーカーの言ってることが繋がってるように聞こえるのはこれが原因ですね。
なので、必ず音声を英語にするとともに、字幕も英語にし、もし聞き取れなかった言葉などは字幕で英単語を確認してみてください。
おすすめとしては、見たことある好きな映画や海外ドラマから始めると、内容はすでに知っているので
「全く言ってることが分からなかった!」
とならずに
「確かここの場面は吹き替えではこのようなことを言っていたな」
と思いながら見ることが出来ます。
【英語脳になったメリット】
私は、TOEICや英検の試験前は必ず上記の事を実践してきました。
その結果、私のTOEICの最高得点880点のうちリスニングパートは満点の495点を取得しています。
試験前に英語脳になっておくことで、限られた解答時間の中で素早く答えを導き出し、点数アップへとつながることでしょう。
現在は、日ごろからネイティブ達と仕事をしているのでよく英語を耳にする回数が多いのですが、海外ドラマにはまっていたりすると、より一層ネイティブ達の話がスムーズに聞けます。
英語脳になるまでの期間は個人差がありますが、私は1週間ほど前からテレビやYoutube等を見ている時間を英語のコンテンツに変えると試験当日には英語脳が完成しています。
英語のリスニングは大学受験や英語系の資格取得の際に必須になっていますので、ぜひトライしてみてください。
【まとめ】
今回は従来の机に向かっての英語学習ではなく楽しみながら英語脳にしていける方法を紹介しました。
・英語脳になれれば、頭の中で英語から日本語に訳す必要がなくなる。
・環境作りを行う事で学習の集中力がアップする。
・音声:英語・字幕:英語で映画や海外ドラマを見る。
こちらのHuluには、映画や海外ドラマが豊富にそろっており私もよく活用しています。
英語上級者には、イギリスのニュース番組BBCのライブニュースもあるのでより高度な英語漬け環境を作ることが出来ます。
まだ小さいお子さんがいる方は、人気アニメのスポンジボブの英語のバージョンもあるので親子でも楽しめます。
映画や海外ドラマは字幕を設定から日本語・英語・字幕なしを選ぶことが出来るのでおすすめです!
※中には英語字幕を選ぶことが出来ない海外ドラマもありますのでご注意ください。
ウェブで英語脳の環境を作りたい方には、
を見ることもできます。
YoutubeのBBCはキャプションをつけて英語字幕で見ることも可能ですが、語り口がかなり早いので目まぐるしく字幕が進んでしまうので上級者向けです。
Voicetubeではアメリカのニュース番組CNNなのでイギリス英語が苦手、もう少しゆっくりした英語が聞きたい方におすすめです。
※無料の会員登録を行うと、辞書機能も使えて即座に分からない単語を調べることもできるところもいいですね!
こちらは、英語系専門学校に行っていた際に教科書の1つとしてあった書籍です。
ぜひ参考にしてみてください。
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