ニュージーランドへの渡航を決め、準備していると検討しなければならないのが保険ですね。日本の保険会社が保障もしっかりしていて、何かあっても日本語で対応してもらえて安心!そう思いますよね。
ただし、、ニュージーランドには特有のACCという制度があります!これを私も保険契約前に知っておきたかった!保険選びに迷っている方。この制度を知ってるかどうかで保険選びの視点が変わります!
ニュージーランド留学で、どんな時に保険を使うことを想定しますか?
ニュージーランド留学では、予想以上に使う機会がありません!私が想定していた風邪、怪我で保険使いませんでした。
安心のために入っても、なるべくならば使いたくないですよね。
それでは、どんな時に保険を使うことを想定して加入を検討するのでしょうか?
私も日本の保険会社の留学保険を使ってニュージーランドに来ました。そして、風邪をひいて熱が出ました。怪我もしました。でも、保険を使いませんでした。不思議ですよね?
では、想定される保険を使う機会ってどんな時でしょうか?
①トラブルがあった時
②病気になった時
③怪我をした時
この3つに分かれると思います。
①トラブルがあった時 「まぁ、私に限ってトラブルなんて起きないし…」いえ、起きるんです!
飛行機が遅れて乗り継ぎ便に間に合わなかった。別々に予約していたから振替もしてもらえない。。。自腹でチケット取り直さなきゃ。と、当日予約で高いチケット買う羽目になったり、ホームステイ先のガラスを割った、バックパッカーホステルで荷物が盗まれた。スマホなくした。など。あるあるです。
スキー旅行に4泊でニュージーランドに来たのに肝心のスキー一式が目的地まで届かなかった(通称ロスバケ)。
保険に入っていれば、保険でレンタルスキーをカバーできたのに、入ってこなかったがために荷物が届くのをひたすら待ったり、自腹でレンタルしたり。がっかりしますよね。
保険を選ぶ時って、病気や怪我の保障をメインに考えがちですが、ここニュージーランドに限っていえば、トラブルで保険を使う確率の方がよっぽど高いです。(治安は良いのですよ!スマホや財布を落としても、ちゃんと警察などに届けられて手元に戻ることが多いです。)
厚い保障にする必要はありませんが、最低限、飛行機も遅延や手回品に損失が出ても賄える程度、そして滞在先に迷惑をかけないように、保障範囲を確認しましょう。
②病気になった時 「風邪ひいたら病院行くでしょ?」いえ、行きません!
ホームステイ中に風邪をひいてしまった私。病院に行こうと、保険会社と連絡を取っていると、ホストマザーが市販薬パナドールを私に渡して「病院行ってもこれと同じ薬渡されるだけだから!これ飲んで寝てなさい」と。笑 ホストマザーは看護師です。「保険があるからニュージーランドの病院がどんな感じか行ってみたい」という好奇心もあったのですが、行くのを断念しました。笑
5年住んで、風邪は何度もひきましたが、この市販薬パナドールで治しています。笑
なので、風邪レベルで病院に行かないので、病院に行くのは、急病になった場合ですね。急に悪化する病気でなければ日本に帰ります!
③怪我をした時 「治療費高いでしょ?」いえ、無料です!
マヌケな私は海辺の岩場で転んで膝をぱっくり切りました。そして、3針縫いました。破傷風の予防接種もされました。この治療費全て無料でした!
ここで私が知らなかったニュージーランドの素晴らしき制度ACCが大活躍したのでした!
こんな制度があったなんて…!ニュージーランドの神制度、ACC制度とは?
ACCは、The Accident Compensation Corporationといいます。労働者の給料や、自動車税を財源とした公的な社会保険制度です。ニュージーランド国民だけでなく旅行者に対しても、対象となる負傷に関しては原因を問わず適用されます。
先述した、膝をぱっくりやって3針縫った怪我は、これが適応されました。
すごいんですよ、この制度。
ちょっとだけ、想像してみてください。
あなたはニュージーランドに留学に来て、海で貝が取り放題だと聞き、友だちと海にきています。
ようやく環境の変化に慣れてきて、友だちも出来てきた、そんなタイミングです。
引き潮の時に出てくる岩に張り付いている貝を剥がし取ります。何しろタダで食料がゲットできる!次々採れて楽しい!夢中になっています。
場所を移動しようと隣の岩に乗り移った時!岩が動き、転んでしまいました!
よりによって岩の尖った所に膝をついてしまったのです。慌てて自分の脚を見てみると、ぱっくり切れ、骨が見えます!友だちもびっくり。歩くと血がダラダラ流れます。
すぐ医者に行って治療をしてもらいに行きます。
怪我の痛さと、友だちに迷惑をかけて申し訳ない気持ちと、ちょっぴりの「これだけ大きな怪我だと、治療費が高くついてしまわないかな…」という不安。
案の定、怪我は酷く、3針縫った結果、破傷風の予防接種までしてもらいました。
優しく丁寧に予防接種までしてもらって、お医者さんに対する感謝の気持ちと一緒に、「医療費が高くついてしまうのでは…?」という不安がどんどん膨らみます。
その不安を抱いて、医療費明細を恐る恐る見てみると……
なんと、無料だったのです!呆然とする私に、病院のスタッフが、ACCという公的制度で全額保障されているんだよ。と教えてくれました。
改めて言います。この制度、すごすぎませんか?
ただし、病院によって、手数料やレントゲン代として50ドルから100ドル請求される場合もあるようです。また、病院によって、ACCの負担額を保険会社に請求する所もあるようです。私の保険会社の情報は聞かれませんでした。
いずれにしろ、怪我をして、海外で高額な治療費を請求されてしまう心配がない。のです。
実は私、アウトドアスポーツが好きなので、多少危険なことで怪我をしても保険が下りるように、保険の保障範囲を広げるグレートアップをしていたのです。基本的に留学保険は、大人しく勉強するのが前提なので、怪我の原因によっては、保障してもらえないことがあるのです。ここまで読んで頂いた方はもうお判り。このグレートアップは無意味だったのです。数万円。。。イタイ。怪我よりイタイ。
ちなみに、病気はACCの対象になりません。病気は生活習慣などが影響するけど、怪我は誰にでも平等に起きるから。が理由です。合理的なニュージーランドらしい考え方です。
ニュージーランドの医療制度についてまとめられている動画はこちら↓
保険は日本の会社がいい?
日本の留学保険は高いです!そして、使える病院が限られる保険があります!
いざ保険を選ぶ時、日本の留学保険を調べますよね。
日本の留学保険では、キャッシュレスをウリにしている会社が多いです。病院にかかった時、現地で一切払わなくて良く、病院から保険会社に直接請求がいく制度です。ありがたいですよね。
ただし、このキャッシュレス、ニュージーランドの場合、大都市にしか対応病院がありません。保険会社によっては、「大都市の指定病院に行ってください」という会社があるのです。
いや、無理ですから。(笑)
キャッシュレスを利用せず病気や、怪我で一部負担になった場合、 一旦自腹で払って後から請求。地味に面倒です。そして、後から請求なら、日本の会社を使うメリットはほぼないです。
ニュージーランドの保険会社で日本語で契約できる会社
ニュージーランドの保険って契約内容を英語で確認しなきゃないんでしょ?ちゃんと理解できるか不安。大丈夫です。契約内容も日本語で書いてありますし、日本語で契約できる会社があるのです。
①ユニケア保険
②サザンクロス保険
この2つの会社はニュージーランドの会社ですが、日本語で契約内容を確認することができ、日本語で契約することができます。そして、どこの病院でもすんなり受け付けてくれます。
心配なのは言葉の問題ですよね。ですが、大抵の街で、日本語の通訳サービスが利用できます。別料金ですが、いざという時しか使わないという点。そして、それを合わせても何より日本の旅行保険よりずっと安いです。
まとめ
ACCの制度の存在、そして風邪くらいで病院に行っても無駄と分かると、保険を選ぶ時の重点ポイントが変わります。病気あや怪我の保障だけでトラブル時の保障のないプランもあります。
留学期間中、大都市にしかいないならば日本の保険が楽です。でも、ワーホリで色々移動したい方は保険会社に対応病院がどこにあるのか確認しましょう。
皆さんがお得に保険を契約し、怪我や病気が無くニュージーランド滞在を楽しめることを祈っています!
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