ニュージーランドへのワーホリでドキドキワクワク!それと同時に1年間のワーホリを思いっきり楽しむために仕事をニュージーランドでする必要がある人も多いのでは?
私も4年前にワーホリで初めてニュージーランドへ降り立った時、ビザの期間1年間滞在できるように仕事探しに必要な情報を調べました。
ニュージーランドに縁があって、ワーホリから今では在住歴4年!そんな私がニュージーランドのワーホリでの仕事探しに必要なことを、自分の経験と共に、現地在住者だからこそ分かる情報も含めて紹介します。
ニュージーランドに到着したら直ぐにすべき手続き
携帯電話番号の取得
日本でも履歴書に電話番号記入欄があるのと同じように、ニュージーランドの履歴書にも、電話番号の記入が必要です。もちろん、日本の電話番号は使えませんので、現地での携帯電話番号が必要になります。

私は、約$60のスマホ本体と毎月$19プランのプリペイドSIMをニュージーランドに来てから購入しました。正直使いづらかったですが、1年間だけだったので、安い3Gスマホで乗り切れました。間違っても2年契約はしないように!解約の際に違約金が発生します。
銀行口座の開設
ニュージーランドも日本と一緒で、給料は銀行口座へ振り込まれます。なので、銀行口座の開設は必須です。直ぐに働きたい人や、日本から送金がある人は、銀行口座の開設もすぐにしておくといいですよ。
ビザのコピー
住所が証明できる書類
口座に預けるお金($1でも可)
日本のマイナンバー
IRD (納税者) 番号の取得
ニュージーランドで働く人は、ニュージーランド人であっても、外国人であっても、全員IRD番号の取得が必要です。私たち日本人ワーホリメーカーも例外ではありません。



IRD番号の取得は、残念ながら申請したその日に取得できません。私のように貧乏ワーホリでニュージーランドに行って直ぐに仕事探しを始めようと考えている人は、ニュージーランドに到着したら直ぐにIRD番号取得の申請準備を始めることをお勧めします。
私が申請した4年前は、紙での申請のみでした。今ではオンラインで申請が可能です。オンライン申請の方がIRD番号が早く取得できる上、メールでIRD番号が送られてくるので、オンライン申請は便利です。
ビザのApplication Numberの記載があるページ
ニュージーランドの銀行口座の証明(Bank Statement)
日本のマイナンバー
ニュージーランドで仕事に応募する必要書類について
ニュージーランドでは履歴書はCV(Curriculum Vitaeの略)またはResumeと呼ばれています。もちろん、英語で書くという点が大きな違いであり、英語に自信がない人は苦労すると思います。私も初めてワーホリで英文履歴書を作るときは時間がかかりました。
インターネットでCVのサンプルや記入例を見つけて、自分に合う英文をつぎはぎで作れます。日本の履歴書と違う点は、学歴や経歴は新しいものから記載して、全部記載しなくてよいことです。
どういうことかというと、職歴に関しては、応募するポジションと似ている職歴を直近のものから3つ程記載しておけばいいのです。学歴も最終学歴とその前の学歴2つ記載するだけで問題ありません。そして、志望動機は履歴書には記載しません。
形式はWordかPDFで応募しますが、日本の履歴書と違って、決まったフォーマットがありません。



そして、ニュージーランドの仕事にオンラインで応募するときは、必ずといっていいほど履歴書と一緒にカバーレターの提出も求められます。カバーレターには志望動機や自分のスキルがいかに応募する会社に利益をもたらすかをアピールする手紙です。
カバーレターの書き方も、履歴書同様に、インターネットでサンプルを検索して自分に合ったものをいくつかつなぎ合わせて作るといいです。カバーレターもこれといって決まったフォーマットがないので、インターネットのサンプルを参考に作成します。



日本語の履歴書と同じで、誤字脱字があると応募先に相手にされない可能性が高いです。
ワーホリメーカーのニュージーランドでの労働条件
ニュージーランドへワーホリで来るワーホリメーカーが気になるのは、お給料などの労働条件ですよね。ニュージーランドは毎年最低賃金が上がっていて、現在は最低時給$17.70(2019年6月現在)です。($1=70円計算で日本円で約1,240円)
最低賃金が$17.70と聞くと、魅力的なお給料に聞こえますが、その分物価も高いのが現実です。収める税金も稼げば稼ぐだけ増えます。ワーホリメーカーもニュージーランドで働く以上、ニュージーランドでの納税義務があります。



確定申告が自動化されて、税金過払い分は返金され、不足分は請求がくるようになりました。不足分を払わずに、滞納額まで一緒に請求されることがないように気をつけたいですね。
税率は会計年度1年間の全ての仕事の合計収入により変わります。
収入合計額 | 税率 |
~$14,000 | 10.5% |
$14,001~$48,000 | 17.5% |
$48,001~$70,000 | 30% |
$70,001~ | 33% |
稼ぐぞ~と、多くの仕事の掛け持ちをしたり、都市を移動しながら色々な職場を転々とする場合は、合計幾ら稼いでいるのか、正しい金額が納税できているのか確認しておいたほうが、後々に追加徴税される不安が少ないと思います。
他にもニュージーランドでは、ワーホリメーカーも含めて全ての労働者に1年間働くと4週間の有給休暇の取得が義務付けられています。ワーホリでは1年丸々働ける人は実際には少ないと思います。
1年未満の場合は、労働時間の8%分が有給休暇の代わりとして最後の給料と一緒にまとめて支払いがあったり、最初から短期契約の場合は、ホリデーペイとして給料に8%上乗せして支払っている場合もあります。契約書類で確認しておきましょう。
ワーホリで仕事を見つけるために英語力って必要?
実際、ニュージーランドで英語が話せなくても仕事を見つけることはできます。しかし、選択肢は日本食レストランのキッチンのようなほぼ日本語しか使わない環境の仕事くらいです。
日本からニュージーランドへワーホリで来る人は、ニュージーランドに来たら英語力が伸びると信じて、英語が話せないままワーホリに来る人が本当に多いです。
しかし、英語力がないため、ニュージーランドでも日本語環境での生活になってしまい、英語力がほぼ伸びず帰国して行く人も少なくありません。
ニュージーランドのワーホリでは最長6ヶ月学校に通うことが可能ですが、実際は金銭的な関係で6ヶ月も語学学校に通うワーホリメーカーはほとんどいません。短期間の語学学校在籍では、英語力ゼロから日常会話ができるほどになるのは難しいです。
ワーホリの目的が英語力を伸ばす事ならば、ニュージーランドに来る前までに、できる限りネイティブとある程度の日常会話ができる英語力に近づけておくことです。
そうする事で、現地の友達も作ることができ、選べる仕事の幅も広がり、英語を実際に使えるチャンスが増え、ワーホリの間に英語力が伸ばせます。
また、ニュージーランドの英語は独特なアクセントやスラングがあります。知っておくと、ニュージーランド人と話題で盛り上がれるので、ニュージーランド英語を勉強しておくといいです。こちらのYouTube動画ではニュージーランドでよく使われるスラングが紹介されています。
ニュージーランドで仕事を探す方法
求人サイトから仕事に応募
ニュージーランドでも日本と同様にインターネットの求人サイトを利用して、仕事に応募する事ができます。私も求人サイトを利用して仕事を得た経験ありです。
- nzdaisuki.comは日本人向けの求人サイトです。日本語サイトでは求人数ナンバー1!!英語に自信がない人はもちろん、現地での経験を採用の際に重視するニュージーランドで、まずは経験を得たい人にもお勧めです。



- backpacker boardはワーホリメーカー向けの英語求人サイトです。飲食店はもちろん、オフィスの仕事や工事現場、Au pair、農場でのシーズナルの仕事まで幅広い仕事の募集があります。
- trademeは現地、ニュージーランド人も使う求人サイトです。もちろん全て英語ですが、飲食店や、ホテルのレセプションなど、ワーホリメーカーも応募ができる仕事が掲載されていますので、一度チェックをしてみることをお勧めします。
- seekはtrademeと同じくニュージーランド人も使う求人サイトです。求人数はtrademeを抜いてダントツに多いです。しかし、seekは本格的な仕事が多く、パーマネントのポジション(永住者向け)の求人が求人の半数以上を占めています。短期の仕事でもニュージーランド人に勝るよっぽどのスキルがない限りワーホリメーカーがseekで仕事を得るのは難しいです。
友人や知人に仕事を紹介してもらう
ニュージーランドで仕事を得る確立が高い方法が、紹介です。私も仕事を探すときに、周りに「仕事を探しているんだ!」と宣伝しまくっています。というのが、求人サイトに載っていない情報を持っている人もいたりします。それに、面接にありつける可能性も高くなります。
ニュージーランド人もやっている手法です。私も一度、紹介で仕事を得たことがあります。私は紹介後、面接を受けた上で採用になりました。紹介で必ず採用されるとは限りませんが、紹介だと採用される確立が高くなるなと感じました。
履歴書を持って飛び込みで応募
レストランやカフェ等のサービス業だと履歴書を持ち込んで、直接応募するのも手です。実際に自分の人柄を応募先に見せることができるので、有効な手段です。ただし、ピーク時間や忙しい時に行くのはNGです。時間は忙しくないときを見計らって行ってください。
オフィスの求人では持ち込みをしないよう、求人サイトで注意書きがしてあることも最近よくあります。念のため、求人サイトで事前に持ち込み不可の注意書きがないか確認しておくと安心です。
派遣会社に登録する
テンプ・エージェンシーと呼ばれる派遣会社に登録して、短期の仕事を紹介してもらうこともできます。ただし、ビジネスレベル以上の英語力が必要になります。
また、オフィスで働きたい場合は、英語圏の大学を卒業していたり、以前に英語圏でのオフィスの経験がなければ、仕事を紹介してもらうのは難しいです。



ニュージーランドで仕事を見つけやすい都市
ずばり、オークランドです!!



オークランドは日本人が多い分、飲食店やホテル以外の仕事も挑戦できる可能性も高いです。英語力を伸ばしたいと日本人の少ない田舎へ行くのもいいですが、その分、仕事を探すのが大変です。
私はワーホリで日本人の少ないエリアを選んで3ヶ月仕事が見つからなかった経験ありです。資金が底をつく直前に仕事が見つかり、なんとか無事、ワーホリを1年継続することができました。
私のように貧乏ワーホリの場合は、資金面で悠長に仕事を探せないので、あまり場所や職種にこだわり過ぎないほうがいいです。仕事が見つけられなくて、資金が底をついて帰国せざるを得なくなってしまってはもったいないです!
私は、現在ニュージーランドの主要都市の1つに住んでいるので、ワーホリメーカーを含め日本人が多いです。しかし、日本人と関わることがほぼないので、日本人が多く住んでいる都市でも英語環境で生活しています。



ニュージーランドのワーホリビザの延長
実は、ニュージーランドのワーホリビザは、条件を満たせば最大3ヶ月延長する事ができるって知っていますか?フルーツピッキングやパッキングなどのシーズナルジョブを3ヶ月以上して証明できれば、ワーホリビザの延長申請ができます。
初めから、ワーホリビザの延長を考えている場合は、ビザの審査期間を考えて、早めにシーズナルジョブが3ヶ月以上できるように、計画をたてて仕事をすることをお勧めします。
まとめ
今回の「ニュージーランドへワーホリに行く人必見!!仕事をするためには?」をまとめると、
- ニュージーランドで仕事を探す前に、携帯電話番号の取得、銀行口座の開設、IRD番号の取得をする
- 仕事に応募する前に履歴書、カバーレターを作成しネイティブチェックをしてもらう
- ワーホリメーカーもニュージーランド人と労働条件が一緒で納税義務がある
- 選べる仕事の幅を広げるなら、ワーホリ前から英語力を上げておく
- ニュージーランドで仕事を探すには、求人サイト、友人、知人からの紹介、履歴書の直接持ち込み、派遣会社への登録を利用できる
- ニュージーランドで求人が多い都市はオークランド
- ニュージーランドのビザはシーズネルジョブを3ヶ月以上すると3ヶ月延長も可能
これが、ニュージーランドで働くために必要な知識です。
ニュージーランドでの仕事探しは、日本とは違うことが多いですが、これを知っておくとニュージーランドでスムーズに仕事探しに入れますよ。
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