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アメリカ留学先の穴場「ミズーリ州」本気で英語を学びたい方必見!!

旅行の行先としても留学の行き先としても安定の人気を誇るアメリカ合衆国

アメリカといえばカリフォルニアやニューヨークの賑わった街並みが脳裏に浮かぶと思いますが、高校生の時、私が10か月の留学で行った先はミズーリ州でした。

「アメリカのどこに行ってたの?」と聞かれ「ミズーリ州」と言っても、日本人にはあまり知られていないのが現状で、アメリカ人にすらも「アメリカにわざわざ来てどうしてミズーリ?」と言われたりします。アメリカ人からしても留学先として穴場、というかマイナーな地域のようです。

しかしミズーリ州にはアメリカの田舎町だからこその魅力があり、本気で英語を学びたい方にオススメの留学先なんです。

今回は高校生の頃、私が留学したアメリカ留学先の穴場、ミズーリ州の魅力を伝えたいと思います。

そもそもミズーリ州ってどこにあるの?どんなところ?

留学先として穴場であるため名前を聞いたことがない、或いは聞いたことはあってもどこにあるのかハッキリとわからない人も多いと思われるミズーリ州。一体どんなところなのでしょうか?

アメリカの中西部、カンザス、ネブラスカ、イリノイ、ケンタッキー、テネシー、アーカンソー、オクラホマの8州に隣接する内陸州です。GoogleMapで見てみると↓


こんなところ人住んでるの?!と思っちゃうかもしれません。

実際私も夢のアメリカ留学に行くことが決まり、ワクワクしながら数ヶ月待ち、留学先がミズーリ州だと知らされ、真っ先にGoogleMapを開いて、愕然。「え、がない……ってか何があるの?」沖縄育ち、海大好きの私が生きていけるのか心配でたまりませんでした。

ミカ
そんなミズーリ州の簡単なプロフィールがこちら。

The state of Missouri 州旗→

面積:180,650㎡
(北海道の2倍以上です。それでも全米21位)

人口:約610万人
(北海道は約530万。人口にはさほど大きな差はありません)

州都:Jefferson City
(カンザスシティ、セントルイスと大きな都市が二つもありますが、州都はその間にあります)

出典:Wikipedia —Missouri


内陸なのでもちろん海には面していませんが、「トム・ソーヤーの冒険」で有名なミシシッピ川やその支流のミズーリ川というアメリカではまあまあ有名な川があります。高い山はなく、トウモロコシ畑や農場がそこら中に広がる
なだらかな地形です。

飛行機からの景色がこちら↓


デンバー空港から出発してカンザスシティー空港に到着する15分前に、私が飛行機からスマホで撮影した写真です。ただただ穏やかな地域というのがよくわかりますよね。

私が滞在していた街はミズーリ州の北西部に位置する田舎町だったのですが、北緯40度に位置しており、これは日本の秋田県男鹿半島と同じくらいの緯度です。

気候は、北部が東北地方、中南部が関東〜九州地方に似た気候で、春夏秋冬の四季がはっきりしており、アメリカの中では比較的日本に近い気候です

日本からのアクセスや州内の空港・交通事情

ミズーリ州の二大都市カンザスシティとセントルイスには国際空港がありますが、どちらにも日本からの直行便は残念ながらありません
ちなみにカンザスシティの町並みはこんな感じです↓


現代的なビルが並ぶ平均的なアメリカの市街です。

私はこれまでに日本からミズーリ州(カンザスシティ)には、留学時と留学後に遊びに行った時の2回あります。

1回目の行きは成田=ミネアポリス=ニューヨーク(留学生オリエンテーション)=アトランタ=カンザスシティという航路で、帰りはカンザスシティ=ミネアポリス=成田でした。

留学生のオリエンテーションがニューヨークで行われたため、ニューヨークにまず行かないといけなかったのですが、アメリカの中心とも言えるニューヨークからでも乗り換えが必要だと知った時は、「どんな田舎なんだ!?」とさすがに思っちゃいました。(調べてみたところ、ニューヨーク=カンザスシティの直行便はあるみたいです。)

2回目に行った時は、行きは成田=デンバー=カンザスシティ、帰りはカンザスシティ=シカゴ=成田という航路でした。

私がこれまでに乗り継ぎで利用したミネアポリス・アトランタ・デンバー・シカゴの国際空港はどれも大きく、別のターミナルに行くのに地下鉄に乗ったり、いつまで歩いてもゲートにたどりつけず……空港内を歩くだけでヘトヘトになってしまうほどでした。

2回目に行った時に成田=デンバーの便が遅れてしまって、カンザスシティ行きの便に乗り遅れそうになり、広いデンバー空港を全力疾走したのを覚えています。

ジョージ
海外での飛行機の乗り継ぎは、特に時間に注意!とんでもなく広い空港での乗り継ぎ時間は3時間以上見積もった方がよし!

そして私がお世話になっているカンザスシティ国際空港ですが、特に大きな空港ではなく、私がいつも利用する国内線はセキュリティも緩いです。飛行機を降りるとすぐ目の前が出口ゲートで、出るとすぐそばに荷物のベルトコンベアがあります。空港内で迷うことはないでしょう。

カンザスシティ市内へはバスもありますが、その他の地域に行くにはバスやタクシーなどの交通機関はほとんどないと言ってもいいでしょう。車なしではどこにも行けないです。

国際免許を取得して車を持てばミズーリ州内だけでなく、周辺の州、なんならアメリカ中どこにでも行けちゃいます!現地で友人を作ってロードトリップをしたりすると、自然と英語力も上げながら留学を楽しめること間違いなしです。

留学の穴場、ミズーリ州のどこが魅力なの?

1.日本人が少ない

本気で英語を勉強したい人にとっては自分以外に日本人がいるかどうかは気になりますよね。「日本人がいたら、心細くなった時についつい話しかけてしまうかも……」と思うかもしれません。しかし、その心配はミズーリ州では無用です。

私が滞在した10ヶ月間で日本人に出会ったのは5回もありません。たまたま同じ町に2週間だけ留学で来ていた福岡の男の子、新潟県から異文化交流できていた高校生2人、カンザスシティ市内のジャパニーズレストランで働いていた店員くらいです。

とにかく日本人、というかアジア人が少ない!

だからこそ、英語を本気で学びたい人にオススメの穴場なんです!私はこれまでアメリカのニューヨークカリフォルニアにも言ったことがありますが、やはり日本人の留学生や移住者が多く、どこかしらで日本語が聞こえてしまうのが現状です。

しかしミズーリ州ならその心配は要りません!

海外に長期で滞在すると、どうしても日本人同士で集まってしまったり、留学生同士で仲良くなったりしがちですが、ミズーリ州でなら現地の人と仲良くなるしかないのです。

現地の人と話すことほどスピーキング力が上がることはありません!
私は最初の3ヶ月で急激に英語のスピーキング力が上がりました。

四六時中英語の環境で日本語を話す機会ほとんどありませんが、10か月の間で何回かありました。それは、日本人だと珍しがられて、「何か日本語で話してよ!」とお願いされた時です。

そういう時は私は思いっきり日本語で「ミズーリ田舎すぎ、海行きたい」とか言ってました。もちろん「なんて言ったの?」と聞かれるので、その時には適当に「ミズーリいいところ」とか言って返しますが。

ミズーリでは英語を話さないと誰とも会話できません。そういった何が何でも英語を話すしかない環境は、本気で英語を学びたい人にとって最適です。

2.留学費用が抑えられる!

田舎なので無駄に遊びに行くことがなく、とにかく留学費用を抑えられます。

外食をすることはあまりなく、家で作って食べるか、人の家に招かれて食べに行くかのどちらかでした。また、友達と遊びに行っても、ドライブや映画を観に行くくらいで1日に10ドルも使いませんでした。

10ヶ月で私が娯楽に費やした金額は日本円で4万円以下です!
(私は物欲がなく、外食してアメリカンフードで太るよりは家で日本よりも格段に安い野菜や果物を食べて過ごしたいタイプなので、友達との付き合いで外出した時に使った分が娯楽費という感じです。)

私は公費の留学だったので、飛行機代や学費が実際にいくらだったのかは知らされておらず紹介できないのですが、自費で遊びに行った際にかかった成田からカンザスシティまでの飛行機代は往復100,000円程でした。2017年3月に行ったのですが、航空券の予約は半年以上前の2016年の6月にしました。(早ければ早いほど安いですからね。)

スーパーで買う食材は高いと感じる人もいますが、量が多いだけです。計算してみると日本より安い食材がたくさんで、野菜や肉は圧倒的に安いです。

内陸にあるので新鮮な魚介類はありませんが、私は冷凍食品で我慢してました。魚介類が好きな人はちょっと日本が恋しくなるかもしれませんね。

3.訛りが少ない!

アメリカ南部の地域は訛りが多いと言われていますが、ミズーリ以北の中西部の地域は訛りが少ないと言われています。

実際に留学帰ってきて留学した友人同士で英語を話すと、それぞれ行った地域の訛りが顕著に見られました。その中でも私の英語の発音がいいと褒めてくれる人が多く、とても嬉しかったのを覚えています。

また、大学に入ってからカナダ人の先生に「アメリカ英語だけど、特に強い訛りもなくて、聴きやすい」と褒められたことがあり、他にも海外の方と話していても英語を褒められることが多々あります。

ミズーリに行ってよかったなと心から思える瞬間です。

エミリー
アメリカの訛りは大きく4つにわけられます。ニューヨークを含む北部(地理的には北東)、テキサスやフロリダを含む南部(地理的には東南)、ミズーリを含む中西部、そしてカリフォルニアを含む西部です。

下の動画では、南部、ニューイングランド、ニューヨーク、中西部のアクセントを紹介しています。映画やアニメのシーンを切り取って説明しているので、ミズーリ州が含まれている中西部のアクセントをチェックするついでに他のアクセントと比べてみてください↓



4.日本の気候と似ている!

先の方でも紹介したように、ミズーリ州の気候は日本の気候と似ています!
日本人にとってはとても過ごしやすい気候です。

春夏秋冬の季節がはっきりしていて湿度も高くなく、だからと言って乾燥がひどいということもありません。沖縄出身の私からすると非常に過ごしやすく、四季折々の景色にいつも感動していました。

特に秋の紅葉が素晴らしかったです。冬には雪も降り、雪で学校が休みになる日もありました。

ミカ
高校の地理で習う「ケッペンの気候区分」も参考にしてみると、日本の気候と似ているのがわかるね!

5.ディープなアメリカを知れる!

今や、カリフォルニアやニューヨークなどの大都市や観光地が「ザ・アメリカ」みたいになっていますが、それらはヨーロッパやアフリカをはじめとする世界からの移民によって作られた”アメリカ”です。それまでのアメリカは西部劇のようなカウボーイカントリーソングで溢れていたのです。

それが今でも残っているのがミズーリ州を含む内陸の地!

私が滞在していた街では誰もがカウボーイブーツを持っていました。
キリスト教信者のビッグイベント、クリスマスでのサンタからのプレゼントで近所の男の子がカウボーイブーツ貰って喜んでいる姿を見たときに、「え、貰って嬉しいものなの……?」と正直思っちゃったのを覚えています。

街中にはカントリーソングが溢れていて、カントリーソングしか流れないラジオチャンネルもありました。街を出れば、トウモロコシ畑、たまに、そして道を歩く馬もいて、とにかく平和でのどかな地域です。

一般的な人が思い浮かべる「アメリカ」は大都市の文化なのかもしれませんが、私はミズーリ州の文化こそがアメリカの文化だと思います!

留学の穴場!ミズーリ州まとめ

最後にミズーリ州の魅力を簡単にまとめます。

ミズーリ州の魅力まとめ

  • 日本人が少ない
  • 留学費用が抑えられる
  • 英語に特に訛りもない
  • 気候が日本と似ている
  • ディープなアメリカを知れる

いかがだったでしょうか?
アメリカの留学先で迷っている方本気で英語を学びたいという方にオススメのミズーリ州!!
行けばわかる魅力に溢れた素晴らしいところです!
ぜひディープなアメリカを求めて訪ねてみてください。