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アメリカ英語の訛りとは?英語学習する上で重要!?米アクセント6選

 


英語学習者であれば誰でもアメリカ英語とイギリス英語のアクセントが違うことは当たり前のようにご存じかと思います。
が、実はアメリカ英語だけでもさまざまな訛りがあります。

一般的に日本の学校教育で教わるのはアメリカ英語ですよね。
大半の英語学習者の方が学んでいるのもアメリカ英語ではないでしょうか。

この記事では私が調べてみたアメリカ英語の訛りについて、その中でも6つのアクセントを取り上げて簡単に紹介していこうと思います。

英語学習する上で訛りは重要なのか?という点にも最後焦点をあててみましょう!
英語学習に前向きになれること間違いなしです!

Boston Accent(ボストン訛り)

まず1つ目はボストンアクセント。

ボストンアクセントは、伝統的で力強いアクセントです。
イギリスよりの強いアクセントが残っていて、母音のaの音が幅広く、oの音は短めなのが特徴で、rの音もイギリス英語に近い発音です。
ただ若い人達の間では廃れてきているんだとか。

映画やテレビなどでは、タフで真面目な印象と結びつけられていますが、実際のボストン人が特にそういうわけではなく寛容な人も多いようですね。

【ボストンアクセントの話し方の動画】

こちらの動画のコメントを見ていると、セクシーだと感じる人が一定数いるみたいなので、マスターしたらもしかしたらモテるかもしれません(笑)

Californian Accent (カリフォルニア訛り)

2つ目はカリフォルニアアクセント。

主にハリウッド映画などで出てくるのがカリフォルニアアクセントです。
ほぼ代表的なアメリカ英語といっていいと思います。
日本人が聞きなれているのはこのアクセントなのではないでしょうか。

カリフォルニアのアクセントは一つだけではなく、何種類かあって、その中にValley Girl Accentというものがあります。
Valley Girl Accentは発言の語尾がすべて質問のように聞こえたり、とてもなよなよした印象に見えるそうですが、主に若い女性が好んで使います。
日本で言うところの女子高生が使う流行言葉みたいなものなのでしょうね。

アメリカ人によってはカリフォルニアアクセントは愚かでバカげていると感じる人はいるようですが、ただ単に好みの問題なのではないでしょうか。

【Valley Girl Accent風に話している動画】

こちらの動画、なんだかこちらが楽しくなって来そうなアクセントですね。

Chicago Accent (シカゴ訛り)


3つ目はシカゴアクセント。

シカゴアクセントは典型的なアメリカ中西部のアクセントです。
幅のある中西部のアクセントの一種で労働階級者を連想させるとのこと。

【シカゴアクセント紹介動画】

この動画のコメントを見る限り、シカゴの人は訛りがないと思っている方が多いですね。

そしてシカゴの人の”jewel”は俗にいう宝石などのことではなくて、”Jewel Osco” というスーパーマーケットとのこと。
私の地元にサミットやイトーヨーカドーというスーパーがないように、ご当地スーパーなのでしょうね。

Minnesota Accent (ミネソタ訛り)


4つ目はミネソタアクセント。

種類としては前述したシカゴアクセントと同じくくりのアメリカ中西部のアクセントです。
アメリカではこのシカゴアクセントやミネソタアクセントのような中部の英語が訛りが少ないとされていて、標準語として基準になっているらしいです。

アナウンサーが話しているのも主にこの中部のアクセントなんだとか。
ただ、前述したように主にカリフォルニアアクセントが映画やドラマなどに適用されていて、そちらも一般的なのでアメリカ国内全域で標準語はコレ!と明確にはないそう。

General American Englishは?と聞いてもよくわからないネイティブもいるくらいです。

このミネソタのアクセントは、ネイティブからすると誠実に聞こえたり、元気を貰えたりする音のようですね。要するにとてもフレンドリーなアクセントなんですね。

そして、ミネソタアクセントで有名なのがFargoという映画です。

【Fargo紹介動画】

この映画の舞台はノースダコタですが、劇中のアクセントは伝統的なミネソタアクセントです。
映画の内容はシリアスなのに喋っている音が陽気に聞こえるからそのコントラストがいいとのことです。
気になった人はぜひ見てみてください。

Southern Accent (南部訛り)


5つ目は、南部アクセント。

この南部訛りはアメリカのアクセントとしては有名ですね。
訛りの中でも日本人には聴き取りづらいのではないでしょうか。

1口に南部訛りといってもこれまた沢山の種類があります。南部の田舎、都会などの地域、世代ごとでまた違うみたいですね。
基本的には母音がとてもゆーっくりな引き延ばされたような音に聴こえます。

【北アラバマと南アラバマのアクセント動画】

この動画はアメリカ南部のアラバマの方々ですが、アラバマの中でも違いがあるということがわかります。
残念ながら南部訛りはネガティブな印象を与えてしまうことがあるようなのですが、コメントを見ている限りそんなことは感じないですね。

Texas Accent (テキサス訛り)

最後はテキサスアクセントです。

南部アクセントの地域から少しだけ西の地域で主に話されています。
メキシコとの国境のある地域なのでスペイン語の影響が多分にあるのかと思いきや、それよりも南部訛りの影響のほうが強いそうです。

テキサス流の話し方はゆっくりでかつ言葉と言葉の間に息継ぎがなかったり、母音が滑らかに紡ぎだされるのでクリアな発音ではないように聴こえるとのこと。
特徴的な抑揚があり、ネイティブでも真似するのが難しいのだとか。

紳士的なカウボーイが話すような印象を国内では持たれています。

【テキサスアクセント訓練動画】

こうして見てみるとやはりスペイン語のアクセントより南部アクセントと近いということを感じますね。

アメリカにおけるアクセント、標準語の概念

今回6種類のアメリカのアクセントをご紹介させていただきました。

調べてみたらアメリカにはこれ以外にも実にさまざまなアクセントがあります。ご紹介したのはほんの一部に過ぎません。
移民の国だから、移住してきた人達の英語が変化して現在の形になっているんですね。

そして、日本だと田舎の訛りはイケてないというような風潮があるように思いますが、アメリカではみなさんそれぞれ自分のアクセントに誇りをもっていらっしゃるということもわかります。

日本人の場合、田舎出身者が上京したら、「訛っている=恥ずかしい」と感じてだんだん標準語になっていくのが常ですよね。
ですが、アメリカではそうではありません。前述したように標準語という概念が日本ほどありません。

英語を学ぶ上で訛りを気にするべき!?

私はアメドラが好きでよく見ています。最近は、CNN10などのニュースも見ますが、両者を比べるとアナウンサーの方はアクセントが強いように個人的には感じます。
分かりやすく伝えるために、敢えてそういう喋り方をしているのかな?とも思いました。

英語学習者のみなさんはどのアクセントで学ぶべきなのだろうか迷うことがあるかもしれません。
ですが、英語学習者でもある私が今回調べながら思ったのは、アクセントはそれほど気にしなくてよいのではないかということです。
よっぽどの上級者でない限り、はっきりとアクセントの違いは聞き分けられないのではないでしょうか。

とは言え、英語を学び始めたばかりの頃は南部訛りの英語を聴きとるのは難しいと思うので、カリフォルニアアクセントか中部地域のアクセントのものを選ぶのが無難かもしれませんね。

というか、ちまたにあふれている英語教材はカリフォルニアアクセントか中部地域のアクセントよりで作られているものがほとんどでしょう。

そして、ネイティブ同士でもたまにアクセントの違いによっては通じないことがあるというくらいなので、英語学習者であるみなさんは余計にアクセントがどう思われるかなど気にせず、とにかく口から英語を話すことを意識していけばいいのではないかと思います。

アクセントを気にするのはある程度英語ができると自分で思えるようになってからでも遅くはないのではないでしょうか。

そのうち日本語で言う標準語や関西弁、その他地方の方言などの違いを感じ取れるように英語のアクセントの違いがわかるようになってきたら、更に英語学習の楽しさも増していきそうですね。

まとめ

それでは、ザっと内容をおさらいしましょう。

  • アメリカ国内だけでも沢山のアクセントの種類がある。
  • Boston Accent(ボストン訛り)は伝統的で力強いイギリスよりのアクセント。
  • Californian Accent (カリフォルニア訛り)はハリウッド映画やドラマなどで使われているほぼ代表的なアクセント。
  • Chicago Accent (シカゴ訛り)は中西部のアクセントの一種で労働階級者を連想させるアクセント。シカゴ人は訛りがあると思ってません。
  • Minnesota Accent (ミネソタ訛り)も中西部のアクセントの一種。誠実に聞こえたり、元気を貰えたりする音をもつとてもフレンドリーなアクセント。
  • Southern Accent (南部訛り)はアメリカではもっとも訛りが強いとされるアクセントで、母音がとてもゆーっくりな引き延ばされたような音をもつアクセント。
  • Texas Accent (テキサス訛り)はスペイン訛りの影響よりも南部訛りの影響のほうが強い、紳士的なカウボーイが話すような印象のあるアクセント。

標準語の基準と言われているのは中西部のアクセントであるシカゴアクセントやミネソタアクセントですが、カリフォルニアアクセントもメジャーで、一概に標準語が明確にはなっていないのが移民の国、アメリカです。

一般の英語教材で使われているのは、カリフォルニアアクセントや中西部のアクセントです。

初心者のかたは、英語のなまりを気にする必要はありません。

英語を話す78%は非ネイティブなんです。英語はあなたの夢を実現させるためのツール、伝わればOKです。^^