アメリカの大学に進学先が決まったら、次に考えることは寮かホームステイどっちに住むかですよね。
ルームメイトと遊びに行けたり友達が作りやすい寮(英語ではdormitotyを省略してdormと言う)にするか、ホームステイにして英語を話せるようになるのが先決か、悩みどころです。
アメリカの現役大学生で、寮とホームステイを両方経験者の私が、今回は寮とホームステイのそれぞれのメリット・デメリットと、どんな人が寮に向いているか、ホームステイに向いているのかを詳しく紹介していきます!
寮VSホームステイ!アメリカ生活よりよくするならどっち? 寮のメリット
大学までの距離が近い
これは私が思う一番のメリットです。ラッキーな生徒だと、寮からキャンパスの授業がある建物まで徒歩5分なんてこともあります。
ほとんどの大学の寮がキャンパス内にあるか、大学から徒歩圏内なので、寮と学校が行き来するのが楽チンです。お昼を自分の部屋で食べることができるし、夜も図書館で勉強できます。
ルームメイトがいる
寮に住めば、最初の友達はルームメイトですよね。仲良くなれば、リビングで一緒に勉強したり、映画を見たり、たまには遊びに行ったりすることもできます。一番仲良い人がルームメイトと答える人もたくさんいるので、友達0スタートでも親友が作りやすいですね。
ルームメイトが車を持っていれば、食べ物を一緒に買いにいけるし、夜遊びに行ったり、週末に出かけたりすることもできます!
シングルルームもある
人は十人十色。人と関わるのが好きな人もいれば、自分のプライバシーが優先で、1人の空間が必要な人もいます。
寮にはシングルルームもあるので、トイレやシャワーをシェアすることはありませんし、1人部屋なので、ルームメイトの生活に合わせなくていいし、自分の好きなように生活できます。
自分の寝たい時間に寝たり、朝にバスルームの取り合いにならなかったり、ストレスフリーの生活を過ごせます。
寮のイベントがたくさんある
寮に住んでいると、イベントがたくさんあります。
寮の中であるイベントは、バーベキューパーティー、ムービーナイト(映画鑑賞)、Thansgiving Dinner(アメリカの祝日サンクスギビングデーのターキー、マッシュポテトなどの料理)、クリスマスパーティー、テスト期間中のヨガなどなど、ほぼ毎週のように、寮のイベントが盛りだくさんの大学もあります。
週末や、夏休み、冬休みなどは、テーマパークやハイキングなどの遠足などにも寮に住んでいる生徒なら無料でいけるイベントもあったりもします♪
たくさん友達を作る機会があるし、アメリカ生活を楽しくさせてくれますね。寮に住んでいる特権です♪
↓ドームツアーのYouTubeです!寮に住むってどんな感じかもっと知ることができます。
寮VSホームステイ!アメリカ生活よりよくするならどっち? 寮のデメリット
ルームメイトと性格が合わない
ルームメイトとの〇〇な部分が受け入れない、よくある話です。シャワーが長いルームメイト、食器を洗わずにシンクにほったらかにするルームメイト、パーティー好きなルームメイト、綺麗好きを押し付けてくるルームメイト、キッチンを汚くするルームメイト、友達・彼氏を頻繁に連れ込んでくるルームメイト….
家族でもないのに、全く別のとこから来た人、文化の違う人との共同生活を強いられるので、「あの子/あいつ(ルームメイト)の〇〇なところが嫌だな」って思う瞬間や出来事がたくさんあると思います。
ルームメイトとのいざこざで寮を移る
もし寮に住んでいることがあれば、大学にいるうちに必ずと言っていいほど、あなたの友達や周りの人の誰かが、寮の部屋を移るでしょう。
初めのデメリットで言った通り、合わないルームメイトがいると、片方だけがストレスが溜まってくるので、もう我慢できないってなった時に強く怒鳴ってしまって口喧嘩になってしまい、その後どちらかがきまづくなって部屋を出ていくケースがあります。
私自身もルームメイトとトラブルがあって寮を出ましたし、私の友達のルームメイトも、もう1人のルームメイトにガチギレされて寮の部屋を変えました。今となったら笑い話ですが、その時はもう「一生ルームメイトいらない」って思いましたね(笑)
プライベートがない
寮によっては、ルームメイトがいるけど、個人部屋があり、キッチンとバスルームは共同のところもあります。
しかし、個人部屋つきの方がやはり値段が高いので、より安い寮を選びたい場合、個人部屋がない寮もあります。一部屋に2個ベット、または3個あって、勉強机も一部屋に人数分あるみたいな感じです。
プライベートがない、というのは、自分の行動・言動が全て丸裸ということです。そして相手のプライベートも知ることになります。
例えば、彼氏・彼女と遠距離中だから、ラブラブな会話したいけど、ルームメイトを気にしてしまって、満足できるまで長電話できない、音楽を聞くとき、映画を見るとき、イヤフォンをしなくてはいけない、すっぴんを毎日さらすなどなど、プライベートを気にしない人は問題ありませんが、女性だと特に気にする人の方が多いと思います。
自分の好きなことは制限されるし、ルームメイトの生活を尊重し、受け入れなければなりません。
夜中に大人数でパーティーすると他の住民に通報される
もしかしたらお酒のパーティーがあって夜中でもみんなで盛り上がってしまい、下の階の住民に迷惑をかけてしまっているかもしれません。
どこの大学の寮も”Quiet Hour”(静かにする時間)を設けていて、平日は11時以降がQuiet Hourになっている寮が多いです。
なので、もしある部屋からすごい人数の笑い声や、大きな音楽、物音が聞こえたら、他の住民が大学のSecurity(警備)、または寮長に通報して部屋まで来られて注意されます。
もし未成年がいて、お酒が見つかったら、最悪の場合、寮を出て行かなくてはならないのを念頭に置いといて下さい。実際、お酒パーティーが見つかって退寮させられた友達を知っているので(汗)
寮VSホームステイ!アメリカ生活よりよくするならどっち? ホームステイのメリット
ホストファミリーは2番目の家族になる
ホストファミリーの中には、あなたを本当に子供、孫のように大切にしてくれる人もいます。
毎日夜ご飯を一緒に食べて、そのあとお話したり、日曜に教会に行ったり、学校まで送り迎えしてくれたり、たくさん支えてくれるホストファミリーとの関係は、契約が切れて、引っ越してもずっと続くものです。特におじいちゃんおばあちゃんのホストファミリーは本当に暖かくて、居心地がいいです。
英語が上達する
私はこれまでに、ホームステイにいたから英語がかなり上達したっていう留学生にたくさん出会いました。
ホストファミリーが、英語の勉強に協力的で、毎日夜ご飯の後に1時間会話をしたり、あなたの英語のレベルに合わせてゆっくり話しかけてくれるホストファミリーがたくさんいます。
また、子供がいる家庭だと、子供の世話をよく任せられるので、子供の英語を必死に聞き取ったり、一緒に遊んだり、話たりするので、スピーキングスキル、リスニングスキルも上達します。
料理しなくていい
ホームステイを選択するときに、食料を自分で買いご飯を自分で作るか、作ってもらうか選べます。
作ってもらうを選択すると、ホストマザーが毎晩料理を作って待っていてくれるので、授業で疲れて料理するのがめんどくさいときに本当に、ホストマザーがいてくれてよかったなって思いますよ♪アメリカのご飯を体験できるのでおすすめです。
節約できる
ホームステイは寮に比べて比較的に値段が安いです。寮は食費、洗濯代は自分で払わなくてはいけませんが、ホームステイだと、どちらも無料で、元の値段も安いです。
州や地域によって、ホームステイの値段が変わってきますが、私の場合、ワシントン州シアトルに住んでいたときは、月$750(約8万円)でした。大学から徒歩5分で、ご飯付きで、洗濯機も好きなときに使えるのにこの値段はかなり安いと思います。
比べて、その大学の寮に住んでいたときは、シングルルームで月$900〜1000(約9万6千〜11万円)でした。
物価が安い州、例えばテキサス州などの田舎にある大学だと、もっとホームステイは安いです。しかし、カリフォルニア州などは特に物価や土地が全体的に高いのと、私立の大学や有名な大規模な大学になると、ホームステイも高くなるので州、エリアによって違ってきます。
寮VSホームステイ!アメリカ生活よりよくするならどっち? ホームステイのデメリット
門限がある
各ホームステイにはルールがあります。友達は、ルールをちゃんと守るように契約書までサインしたらしいです(笑)その中でも多いのが、「門限」です。
なぜなら、ホストとして、あなたを責任を持って安全な暮らしを提供するために、夜10時までには帰ってきてほしいなどの門限を設ける家庭が多いです。
18歳未満だと特に門限は必ずあると思ってください。アメリカは日本と違って治安が悪いところが多いのでホストの責任も重大なのです。
また、子供がいる家庭、おじいちゃんとおばあちゃんの家庭は、就眠時間が早いです。
あなたを心配して夜遅くまで起きていなきゃいけなかったり、もし先に寝ていても、夜にシャワーの音や、ドアの音でホストファミリーを起こさせてしまうことがあるので、そういう理由で門限を設けている家庭もあります。
あくまでも人の家に住まわせてもらっているので、ホストファミリーの生活とルールを尊重しなければなりません。
食べ物が合わない
これは本当によくある話です。ある友達のホストファミリーがメキシコ系で、料理がメキシコ料理の豆ばっかで、全然美味しくないから、「ご飯は自分で作っている」と言っていました。
また、ある友達のホストマザーの家庭では、夜ご飯がポップコーンとポテトだったと聞きました…さらに、子供が多い大家族だと、週に3〜4回夕食がピザだと言っていた友達もいます(笑)
一番聞いた中でかわいそうだと思ったのは、ある友達のホストは消費期限切れの腐った食べ物で作った料理を食べさせられた、というストーリーです…
私のホストマザーは、フィリピン人だったので、美味しいアジア系の料理をたくさん食べることができましたが、肉と脂っこいものが多くて「あーサラダ食べたい」って思った時もありました。
必ずしも、栄養がちゃんとあって、食べ応えのある料理を作ってくれるとは限らないし、テキトウに料理を済ませてしまうホストマザーもいます。
油断すると、留学中にぶくぶく太るから気をつけてね!
大学から遠い
私はたまたまホームステイ先が大学から近かったですが、逆に遠い生徒もたくさんいます。距離的には近くて車では10〜15分でも、それをバスで行くとなると話は変わってきます。
まず、アメリカの交通システムが、日本に比べてすごく劣っているので、バスの本数は少ないし、家の近くにバス停があるとも限らないし、ルートが大回りの場合もありえます。
ある友達は、バスを2本使って大学に通っていて、大学に行くのに1時間以上かかったと言っていました。特に早朝のクラスがあると辛いですよね。
部屋が暗い、Wifiが遅い
自分の部屋の電気が壊れていて、十分に明るくなくて勉強しにくい場合があります。私のホームステイしてた個人部屋がそうでした。
私の部屋は地下にあったので、窓がなくて元から暗いのにも関わらず、電気も暗かったので、ランプと自分で買った電気スタンドの二刀流で光を作って勉強していました(汗)
また、ワイファイはどのホームステイの家庭にも義務付けられていますが、リビングに一個だけついていることが多いため、二階に自分の部屋があるとき、地下に自分の部屋があるとき、ネットワークが遅いです…
パソコンならまだ困ることはありませんが、携帯でSNSを見たいときなど、画像や動画が読み込みが遅くてイライラします。
↓のYouTubeでは、どうやったら自分好みのホームステイ先を見つけることができるのか紹介しています。ホームステイについてのメリット・デメリットも紹介しているので、ホームステイについて詳しくリアルな情報を知りたい人はチェックしてみてください。
寮VSホームステイ!アメリカ生活よりよくするならどっち? あなたはどっちに向いている?自己分析しよう
寮に向いている人
- 英語があらかじめ喋れて、友達を早く作りたい
- 朝起きるのが苦手て、大学からなるべく近いところに住みたい
- 自分の好きなものを作って食べたい
- 完全なプライベートな空間が欲しい
- 時間を気にせず自分のやりたい事をしたい
ホームステイに向いている人
- 自分の英語にまだ自信がない
- アメリカの文化をより知りたい
- 自分で料理するのが面倒くさい
- 親が寮に住むのを心配していて、ちゃんと誰か(ホストファミリー)に任せたい
- 節約したい
3個以上当てはまった方があなたに向いてる選択肢です。どちらも当てはまってしまった時は、どちらも経験してみるのもありです!
引っ越しするのが面倒くさいですが、学期ごとに寮とホームステイを交換することも可能なので、長期留学なら、寮とホームステイを両方試すのもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回の記事、「寮VSホームステイ!アメリカ大学生活より良くするにはどっちがいいの?」では、寮とホームステイのメリット・デメリットを紹介しました。
また、目的別に寮かホームステイどちらに向いているのかも分かる自己分析は役にたったでしょうか?
今回の寮とホームステイのポイントをまとめると、
〜寮のメリット〜
- 大学と寮を行き来しやすい。
- ルームメイトがいるので友達を作りやすい。
- シングルルームもあるので他人を気にしなくて良い。
- 寮のイベントや小旅行、遠足を無料で楽しめる。
〜寮のデメリット〜
- ルームメイトと性格が合わないので自分が合わせなきゃいけないとストレスが溜まる。
- ルームメイトのとのいざこざがあって寮の部屋を交換する生徒も少なくない。
- プライベートがない寮もある
- 深夜の寮での大人数のパーティーは、うるさすぎると通報されて、お酒が見つかると最悪のケース、寮を追い出される。
〜ホームステイのメリット〜
- あなたの事をとっても大事にしてくれて、第二の家族のように感じる
- 英語が最初は話せなくても、ホストファミリーが積極的に話かけてくれたり、一生懸命あなたの英語を理解しようとしてくれるので、英語が上達しやすい。
- 食べ物つきを選択すると、ホストマザーが毎晩夜ご飯を作ってくれるので、料理する必要がないし、アメリカ家庭料理を知ることができる
- 寮よりホームステイの方が断然安いので、節約できる
〜ホームステイのデメリット〜
- 門限があるので、夜友達と遊びずらい。ホストファミリーの生活に合わせなきゃいけない。
- 家庭によっては、あまりきちんとした料理を作ってくれなかったり、夜ご飯があってもジャンクフードだったりで、食べ物が合わないこともある。
- ホームステイ先が大学から遠いケースもあるので、大学に通うのに時間がかかる。
- 個人部屋の電気が暗かったり、Wi-fiの速度が遅い。
となります。結局どちらもメリットデメリットがあるので、最終的には自分の目的にかなっている、または自分に合っている方を選びましょう!
どっちも経験することも可能なので、「あとで変えられるんだ」と、軽い気持ちで選択してしまうのもオッケーです。
最後に私からのアドバイスとして、寮に興味がある人は、大学のサイトやフェイスブックで、寮を紹介しているページがあるので、事前にチェックしておくのも大事です。
また、ホームステイでも寮でも、自分の思ったこと言いたい事をはっきり言うことがアメリカではとっても大事です。「悟って欲しい」「態度でわかって欲しい」て思っていても、何も言わなければ、「問題ない」と思われてしまいます。
アメリカ生活をより良くするために、今のうちに、物事をはっきり言う必要がある場合は、ちゃんと相手に伝えられるようにしておきましょう!必要ならば、自分を変える努力をすることが、留学での大切なステップアップに繋がります♪
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