バスケットボール。それはアメリカにとって、アメフトに次いで野球と並ぶ超人気の国民的スポーツです。
アメリカの高校や大学でも男女ともに人気のあるスポーツで、高いレベルのバスケ経験を持つ学生が、選手として学校のチームで日々練習を積んでいます。
そして、アメリカのバスケットボールと言えばNBA。プロリーグであるNBAの選手は国民的スターとして扱われ、とても高い人気を誇っています。
一方、日本でのバスケットプロリーグ、あんまり人気があるように見えなくないですか?部活とかでバスケを経験した人は、めちゃくちゃ多いし、モテる男子の過半数はバスケしてましたよね?なのに何で???
何でこんなに差があるんでしょう。
アメリカでのバスケットボール その人気の理由は?
先程書いたように、アメリカでのバスケットボールの人気は半端じゃありません。そりゃあもう、日本と比べようがないくらい。
なぜ、そんなに人気なんでしょう。
まず、アメリカではリングのある公園が数多くあり、家の庭にもリングがあったりするので、子供の頃からバスケに親しむ環境があるということが言えます。しかも、『格差の激しい国アメリカ』の貧困層の人たちでも、ボールとリングさえあればプレーすることが出来るため、誰しもが気軽に始められ、身近に感じられるスポーツなのです。
アメリカでバスケしたこと無いって人、ほとんど居ないといっても過言ではないはず。
そんな幼いころから誰もが慣れ親しめる環境にあるバスケットボール。人気が無いはずがないに決まってますよね。
そして、アメリカのバスケットと言えば、バスケ経験のない日本人でも知っているNBAというプロリーグもあり、その試合をテレビで観戦できるという環境も理由の一つなのでしょう。
アメリカの大学のバスケ
アメリカのバスケットボールと言えばNBAですが、実はカレッジバスケットボールのNCAA(全米大学運動協会)の人気も相当なものなんです。特に全米ナンバー1を決めるNCAAトーナメントが行われる3月~4月は、全米中が熱狂します。
いわば、日本でいう甲子園のようなもので、アメリカの大学のバスケットボールチームはここで優勝するのを目標に日々練習に励んでいます。トーナメントという名のとおり、負けたら即終了!もうほぼ甲子園ですね。
この時期に限っては、あのNBAよりも盛り上がりを見せるほど。それだけ注目度の高いトーナメントなんです。
この盛り上がり、日本の大学でバスケをしている人にとっては、とても羨ましいことですよね。
日本でバスケットの人気が少ない理由
日本でもバスケットのプロリーグは存在します。
2016年、日本のバスケットのプロリーグ「Bリーグ」が発足し、開幕戦が地上波で放送されましたね。それにより、ある程度認知されているとはいえ、観戦者数は現在に向かって少しずつ右肩下がり。
何で日本ではあまり人気がないのでしょう。
理由の一つとして、バスケットボールは日本で人気のある他のスポーツと比べ、ルールが複雑というのがあります。わたしも少しバスケをかじったことがありますが、本当にバスケットはルールが細かい。だから、経験したことがない人が試合を見ても、何で審判がそこでファウルを取るのか、ちんぷんかんぷんだと思います。
ゴールにボールが入れば点数が入るっていうのは分かっていても、他のルールも理解してないと、正直見ていても盛り上がれないですよね。
一方、アメリカでは、幼い頃からバスケが身近にあり、遊びでプレーしている間に、友達や大人からルールを教わったりしながら、自然とルールを覚えていきます。人気の差の理由として、これは絶対大きい部分だと思います。
アメリカの大学のバスケ 日本のバスケとの違いは?
アメリカのバスケと日本のバスケの違いは、人気の部分だけではありません。
アメリカにはバスケットボールの頂点「NBA」がありますよね。そのため、アメリカの大学のバスケットボールチームには、世界中から選りすぐりの選手達が集まってきます。その時点で、日本の日本人ばかりのバスケとはレベルが違いますよね。
さらに、メンタルの部分でも差があります。
アメリカは皆さんご存じ「自由の国」ですよね。もちろん、考え方もそう。「自分はこういう人間だ!」と主張しますし、自分がすることに誇りを持っています。そして、相手がすることに対して、けなすようなことはしません。
そのため、選手同士が自己主張ができるのです。「自分はこういうプレーがしたいんだ!」というように。みんな個性をしっかりと持ってプレーをしています。その中で、自分のプレーを磨いていけるのです。
一方、日本では厳しい上下関係があります。監督の言うことは絶対だし、結束感や一体感をもとめられ、お互いに気を使いながらプレーをしなければいけないような環境に感じます。メンタルの面で委縮しながらプレーをすることになり、これでは個性など生まれませんし、自分独自のプレーも磨けません。アメリカとは全く逆のイメージですよね。
そして、日本ではバスケが上手ければ、勉強が出来なくても大学に進学でき、バスケットボールチームでプレイを続けることができますが、ここもアメリカの大学との違いがあります。
アメリカの大学のバスケ 技術だけではなく学力も必要
アメリカの大学でバスケをプレーしていくには、まずはもちろんバスケのレベルもありますが、学力が高くないと大学自体に入れません。大学に入ったとしても、学力が一定のレベルに達していないと、どんなにバスケが上手くても試合には出られないという規定があります。
あなたがもしアメリカの大学にバスケ留学したいと思うのであれば、アメリカの大学の入学式がある9月までに、とにかく語学の猛勉強が必要です!
でもまあ、語学はなんだかんだバスケを通して、必然的にアウトプットできる機会が増えるので、その分英語の上達は早いそうですが。
しかし、そこから大学の勉強で一定のラインをクリアしなければいけないので、かなりハードですね(笑)でも、そんなハードなことに挑戦する人もいるんですよ。
最初から、勉強とバスケの両立が難しいという人は、まずはバスケよりも勉強を優先させるために「レッドシャツ」というシステムもあります。
アメリカの大学のバスケ レッドシャツとは?
アメリカの大学のスポーツには「レッドシャツ」というシステムがります。これはNCAAのルールの一部にあたるもので、簡単に説明すると「その選手の1年間のプレー期間を引き延ばす(温存する)」ということです。
任意のシーズンの試合に出場しない代わりに、その1シーズン分を将来にとっておけるシステムで、選手が怪我をした場合や、学力がNCAAが規定しているラインに届かなかった選手に対する措置に使われる言葉です。
自分で「レッドシャツ」を求める場合はいいですが、学力が低かったり、試合でプレーするレベルに達していないと見なされれば、下る処罰でもあります。
そのため、カレッジアスリートのモチベーションを上げるために「レッドシャツにするぞ!」と言う言葉を使うこともあるそうです。
アメリカの大学のバスケ 挑戦した日本人
When someone tries to steal my @cupnoodle_jp pic.twitter.com/JplotivkKi
— Rui “Louis” Hachimura 八村 塁 (@rui_8mura) December 5, 2019
そんなハードなアメリカの大学のバスケに実際に挑戦した八村塁くん。この記事を読んでいるなら知ってますよね。
八村塁くんもはじめは語学や単位に苦しみ、レッドシャツか、勉強とバスケの両立かの選択を迫られたそうです。八村塁くんは両立を選び猛勉強し、どうにかクリアしたようです。がむしゃらに突き進む姿勢、なかなか真似できないですよね!見習いたい!!
そして彼は今や、全米ランク1位のゴンザガ大学のエースです。日本人選手が全米ランク1位の大学でプレーするのは史上初の快挙!しかもなんと、NBAドラフト1巡目指名(全体9位)まで受けてしまって。これまた日本人選手で1巡目指名は初めてのこと。NBA選手になってしまたー!!!凄い!
あなたももし挑戦したい気持ちがあるのなら、とことん突き進むべし!!!
NBAで活躍した選手の名言からパワーをもらおう
世界で活躍している人の言葉って、本当にパワーがあると思います。バスケには関係なくても、なんにでも通じるものがあると思います。ぜひ読んでパワーをもらってください
マイケル・ジョーダン
「運命よそこをどけ、俺が通る」
「挑戦することをおそれるな、自分が挑戦しないことを恐れろ」
「自分に期待することで、はじめて物事は可能になる」
「一度でも諦めると、それが癖になる。絶対に諦めるな」
「無理だなんて絶対に口にするな。限界は恐怖と同じで、大抵幻想に過ぎないから」
「ここまでいかに大変だったかではない。やり抜くかどうかだ」
コービー・ブライアント
「失敗することを恐れていると、きっと失敗する」
「僕と、自分が成功しないのを他人のせいにしている怠け者には全く共通点がない。たゆまない努力をし続けることで素晴らしいことが起こる。言い訳はするな」
アレン・アイバーソン
「俺を止められる唯一の人間は俺だけだ」
「体のサイズは関係ない。ハートのサイズなんだ」
「才能よりも常に勇気をもっていたい」
マジック・ジョンソン
「君には無理だという人の言うことを聞いてはいけない。もし自分で何かを成し遂げたかったら、できなかった時に他人のせいにしないで、自分のせいにしなさい」
レブロン・ジェームズ
「良くなるためには失敗を受け入れないといけない」
「毎日、今日がバスケをやる最後の日だ、と考えていた」
「若い時に苦しい時を乗り越えてきたからこそ、今日の自分があるんだと思う」
ステフィン・カリー
「失敗しないと成功の仕方がわからないだろう」
シャキール・オニール
「問題について心配したことはない。解決方法について悩むんだ」
田臥勇太
「周りからはけなされ”無理だ”って言われてきた。でも他人に自分の限界を決めさせたくなかった」
「何万回もパスをし、何万キロもドリブルして、何万本もシュートを打って、何十足もバッシュを履きつぶし、僕はアメリカのコートに立った。でも、僕の旅は終わりじゃない。これは始まり」
どうです?パワーもらえました?なんとなく、聞いたことがあるような言葉もありますが、実際にそれができた人じゃないと言えない言葉ですよね!
まだまだ山ほど名言はありますので、ぜひ色々と調べてパワーもらっちゃってください。
アメリカの大学のバスケ まとめ
アメリカの大学のバスケの人気の理由、お分かりになりましたか?
色んな意味で「そりゃ差が出るはずだ。」と感じますよね。でも日本のプロバスケットボールも頑張ってますし、応援しましょう♪自国のスポーツが盛り上がるのは嬉しいことですし、いつか「アメリカン・ドリーム」ではなく、「ジャパニーズ・ドリーム」という言葉も聞けるようになるといいですね(笑)
それから、心が折れそうになったときは、成功者の言葉を思い出しましょう!きっと力になってくれるはず。
成功する人は決まって前向きなことを言います。もう、前しか見てません。そうでありたいと、みんな思ってはいるけど、なかなか口に出せないのが現状ですよね。でもきっと、成功者は違うんでしょう。わたしも見習いたいものです。
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