アメリカ人が一番好きなホリデー(祝日)と言ったら、クリスマス、ハロウィンと同等に並ぶのが、サンクスギビングでしょう。サンクスギビング(Thanksgiving)は日本語で”感謝祭“と訳されています。
感謝祭は、イギリスからマサチューセッツ州のプリマス植民地に移住したピルグリム・ファーザーズの最初の収穫を記念する行事であると一般的に信じられている。ピルグリムがプリマスに到着した1620年の冬は大変厳しく、大勢の死者を出したが、翌年、近隣に居住していたインディアンのワンパノアグ族からトウモロコシなどの新大陸での作物の栽培知識の教授を得て生き延びられた。1621年の秋は、特に収穫が多かったので、ピルグリムファーザーズはワンパノアグ族を招待して、神の恵みに感謝して共にご馳走をいただいたことが始まりであるとされる。イギリス人の入植者もワンパノアグ族も秋の収穫を祝う伝統を持っていて、この年のこの出来事は特に感謝祭と位置づけられてはいなかった。プリマス植民地で最初に祝われた1623年の感謝祭は食事会というよりもどちらかというと教会で礼拝を行って、神に感謝を捧げる宗教的な意味合いが強かった。
サンクスギビングの歴史と由来です。サンクスギビングはアメリカの大きな祝日で、今は宗教に関係なく、たくさんの家庭で、家族全員が集合して一緒にご飯を食べます。
ほとんどのレストラン、お店もその日だけは閉まっていることがとても多いくらい、大勢の国民が祝う祝日なんです。
そんなアメリカの国民的な休日を、他の国から来た留学生はどう過ごすか気になりませんか?今回はアメリカ留学3年目の私が、過去2年間のサンクスギビングを1日どう過ごしたか、今年は1日どう過ごしたのかを紹介します!
また、サンクスギビングの夜から次の日にあるブラックフライデーという祝日も合わせてご紹介します。
私の2017年サンクスギビングデー
2017年は、今付き合っているアメリカで出会った香港人の彼氏のホームステイ先にお邪魔して、一緒にサンクスギビングディナーを食べました。
彼のホームステイ先はシングルマザーのおばあちゃんで、私と彼氏の他に、ホストマザーの息子2人と、そのうちの1人の彼女で一緒に食事をしました。
ディナーの準備はホストマザーが全てやってくれたので、私たちは料理を食べただけでしたが、その料理がとーーーってもおいしかったです。
写真を撮ることを忘れてしまいましたが、サンクスギビングディナーの一般的な料理は
- ターキー(七面鳥)
- マッシュポテトとグレイビーソースまたはクランベリーソース
- パンプキンパイ、アップルパイ
など他にも家庭に伝統的に伝わる料理など、家庭によって料理のメニューは様々です。
↓がサンクスギビングディナーの例です。家族みんなで準備する家庭も多く美味しそうな品物がたくさん揃っていますね♪特にターキーの準備は大変だそうで朝から作らなくてはいけないそうです(笑)
ホストマザーの料理は、これらの他に、インゲンとご飯の炒め物や、パン、とうもろこしなども食べました。私のお気に入りは、なんと言ってもマッシュポテトとグレイビーソースの組み合わせ!!
初めてグレイビーソースというものを知ってマッシュポテトとこんなに合うんだと衝撃を受けました笑 ホストマザーに「グレイビーソースって何?」って聞いたら、フライパンで料理しているお肉から出る汁に小麦粉などを混ぜて合わせて作ったソースらしいです。
食事中は、ご飯をみんなで食べながら、近況報告をしたり、家族が離れていた分いろんな話で盛り上がって、美味しい食事も食べれてとても楽しかったのを覚えています。
2017年は私がアメリカに初めて来た年で、初めてのアメリカの家庭でのサンクスギビングディナーを食べれるという貴重な経験ができました。家の中もサンクスギビング仕様にデコレーションされていてとっても可愛かったです。
サンクスギビングと言えば、秋っぽいカラーで、カボチャや、もみじ柄のデコレーション、”Thankful“と書かれたウォールアートなど、ホームステイの醍醐味と言えば、イベント仕様のデコレーションが見れることですよね♪
↓サンクスギビングのイメージカラーとウォールアートの写真です。このブログに使われている写真全てがサンクスギビングの写真なので、雰囲気が伝わったら幸いです。
その後は、友達の家に行ってゲームをして遊んで、「ブラックフライデー」を待っていました。ブラックフライデーはサンクスギビングの次の日にある祝日で、簡単にいうと、「大セールの日」です。
洋服、アクセサリー、靴、バックなどを売っているショッピングモール、アウトレットや、コストコ、家電製品やおもちゃなどを売っている大型ストア、オンラインストアなどいろんなところで、大セールが行われる日なんです。
日頃から買い物をする人もいますが、ブラックフライデーは特にブランド物や普通のものでも半額や、値引きされている商品がさらに40%引きなど、とってもお得になるので、アメリカ国民、移民、留学生、海外旅行客みんながお買い物を楽しみます。
しかも私が面白いと思ったのが、ショッピングモール、アウトレット、Walmart(食品、家電、おもちゃ、洋服などなんでも揃っている大型チェーン店ストア)などは夜中の12時にオープンする所が多いんです!!
ワクワクしませんか??先ほども言ったのですが、初めてのアメリカの年だったので、ブラックフライデーが新鮮だったこともあり、私はかなり行く前からワクワクしていましたね。
最初にWalmart(ウォールマート)で彼氏の目当ての任天堂スイッチのマリオカートのソフトを買いに行き、ブーツも安かったので買いました。
次に一番近くのアウトレットモールに行きました。まず駐車場がとても混んでいて空いてるスポットを探すのにも一苦労です(苦笑)
ナイキやアディダスなどのスポーツショップ、ケイトスペードやUGGなどの有名ブランドなどは長蛇の列でした。トミーに行って9000円程度のセータを半額で買ったり、ギャップのチェックのシャツを70パーセント引きで買ったり、すっごくお得に買えて本当にお買い物が楽しかったです。
そして家に着いたのが朝の5時でした(笑)
私の2018年サンクスギビングデー
寮でサンクスギビングのディナーを無料で食べれるイベントがあって、友達と一緒に参加してディナーを食べました。↓下の写真が私がその時食べたものです。
真ん中にハムとパンプキンパイ、右上がインゲンと何かの炒め物、右下がマッシュポテトとグレイビーソースにコーン、最後に左がパンです。紙のプレートや紙ナプキンもサンクスギビング仕様でとても可愛いですよね。
寮に住んでいる生徒はほぼ留学生なので、アメリカ人と違って実家に帰る人は少ないので、寮でこうやってみんなで食事をして、お話しして、ゲームをしたりして2018年のサンクスギビングを過ごしました。
もちろん2018年もブラックフライデーに参戦しました。4人の友達と夜中の12時すぎにアウトレットモールに行きました。リーバイスでジーパンと800円になっていたTシャツを買いました。後またセーターを買っていた気がします。(写真がなかったので記憶が曖昧です…笑)
1人の男の子がすごくファッションやブランドが大好きで、かなり買う服にこだわっていて、みんなで列が長いブランドショップに並んだり、試着にすごい時間が掛かったり、お母さんお父さんへのお土産に時間を掛けていて、私と他の友達はかなりぐったりしました笑。
ドライバーの子は、特に運転もしなくてはいけないし、次のショッピングモールに行きたいのもあり、買い物が長いその男の子にキレてしまい、みんなでヒヤヒヤしたのを覚えています笑。今になったら面白い笑い話です。
私の今年のサンクスギビング
Best Buy (ベストバイ)という家電製品で半額になったエアフライヤーを購入しました。エアフライヤーってご存知ですか?? 油なしで唐揚げやフライドポテトなどを揚げることができて、ヘルシーに簡単に料理することができるとんでもないものです。
↓下が約3000円で購入したエアフライヤーの写真です。
早速エアフライヤーを使ってチキンブレストを調理しました。ちゃんと中も火が通っていて、柔らかく、美味しかったです♪
ベストバイに行った後は、ショッピングをするために、アウトレットモールに行きました。このアウトレットモールは8時からブラックフライデーのセールを行っていたので8時に合わせて行きました。
私は比較的温暖なカリフォルニア住んでいるのですが、その日の気温は7度でとても寒かったです。ワシントン州や、ニューヨークにお住まいの方、旅行の方はブラックフライデーのお買い物の際は十分に防寒対策した方がいいですよ。
ALDO(アルドー)という靴屋さんで、半額になったブーティーを購入し、ナイキで1万円ほどだった靴が8000円位になっていて、さらにブラックフライデーセールで30%引きされ、6000円くらいでその靴を購入できました♪
また、ナイキの元が1600円の6足入り靴下を半額の800円で購入してお得でとっても満足です。ただ、ナイキに入る前に40分ほど寒い中ショップに入るために並んで、試着室に並び、最後にレジにも長蛇の列で、トータルでナイキに2時間半くらい使ってとっても疲れました…
その後、アメリカンイーグルでボルドーカラーのタートルネックを買って最後にスターバックスのホリデードリンクを飲んで帰りました。家に着いたのは夜中の3時くらいです。
祝日なので学校も休みだし私の中でもお気に入りの祝日がサンクスギビングとその次の日のブラックフライデーです♪
「アメリカの留学大学生はサンクスギビングデーを1日どう過ごすのか?!」のまとめ
いかがだったでしょうか?今回は、アメリカの国民的な祝日、「サンクスギビングデー」という1日を日本人留学生はどう過ごすのかを紹介してみました。
簡単にまとめると、
- アメリカのサンクスギビングでは家族や親戚が集まりサンクスギビングディナーを食べる
- サンクスギビングデーの夜からブラックフライデーという大セールが国内各地で実施される
私の2017〜今年のサンクスギビングの過ごし方は、
- 2017年は彼氏の家のホームステイ先でみんなで一緒にサンクスギビングディナーを食べた
- 2018年は寮で友達とサンクスギビングディナーを食べた
- 2019年は彼氏と夜からブラックフライデーのショッピングをしに家電製品ストアに行ったりアウトレットモールに行った
サンクスギビングは、ホームステイ先でも、寮でも、友達や彼氏と過ごす場合も、美味しいご飯を食べれて、その後ショッピングも楽しめるので、アメリカの文化を味わうのにピッタリな祝日です。
↓下の動画は、アメリカ人男性と結婚した日本人女性の方が、サンクスギビングデーの1日を紹介しています。子供とデコレーションの準備しているシーンから、食事の準備まで、アメリカの文化を覗くことができる素敵な動画です。アメリカのサンクスギビングについてもっと詳しく知りたい方は是非ご覧下さい♪
来年にサンクスギビングの時期にアメリカに旅行をする方、留学する方は、ぜひ周りの人に”Happy Thanksgiving!” 「ハッピーサンクスギビング」(サンクスギビングの日おめでとう)、”Have a nice thanksgiving!” 「ハヴァ ナイス サンクスギビング」(素敵なサンクスギビングを過ごしてください)と声を掛けてみましょう。
みんなにっこりして”Thanks, you too!” (ありがとう、あなたもね。)と言ってくれますよ♪
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