「アメリカの大学ってすごい高い…」って思ったことありませんか?留学生はアメリカ人の倍の学費を払わなくてはならないし、学生保険、教科書代、食費など色々お金かかりますよね。
アメリカの大学って1年でどのくらいかかるのか、ざっくりおおよそでいうとコミュニティカレッジ(日本でいう短大、小規模、準学士号を取れる)は200万円、四年制大学(一般的な大学university、大規模、学士号を取れる)は500万円くらいします。
でも!生活費や娯楽代くらいは自分で稼ぐことも可能です!アメリカでは日本より物価が高い分、時給も高いのでお金も早く貯まりますし、アメリカで働くことはきっといい経験にもなりますよ。
現役アメリカ大学生3年目でアメリカでバイト経験ありの私が、留学生ができるバイトの種類や、学校内、外でのバイトについて、違法バイト、バイトの始め方、時給、などなど、アメリカでの留学生のバイト事情を徹底的にあなたに説明します!
アメリカ大学生ができるバイトの種類ー大学内
まずはじめに「バイト」を英語で言うとpart-time job(パートタイムジョブ)です。パートと言うと主婦さん?みたいなイメージがあるかもしれませんが、アメリカでアルバイト、バイトはパートタイムジョブです。
私たち留学生ができるバイトは限られています。1つは大学のキャンパスでやるバイト、もう一つは大学外のインターンシップのバイトです。
大学には留学生でもできるバイトがたくさんあります。中でも大学で多くの友達を作る機会があって、いろんなイベントに参加できる素敵なバイトが、Student Ambassador(スチューデントアンバサダー)です。
他にも数学のチューターや、大学の広報、日本語のチューターのバイトなど、自分の専攻/興味にあったバイトを見つけることもできます。
さらに、ジムで働いたり、カフェのバイト、イベントの会場設置のバイト、寮のフロントデスクやRA(Resident Assistant 寮に住んでる生徒のサポート、例:鍵を部屋に忘れた時に開けてくれたり)のバイトもあります。寮のRAになると寮費が無料になったりするので、RAはとても人気のバイトです。
しかし土日の夜に勤務しなければならずせっかくの週末なのに友達と遊べなかったり、生徒からのクレームなどにも対処しなくちゃいけないので、ちょっと大変なバイトでもあります。
アメリカ大学生ができるバイトの種類ーインターンシップ
インターンシップとは、自分が興味ある会社、専門分野に関連してる仕事を体験できるバイトです。もちろんお給料なしのインターンシップもありますが、お金がもらえなくても自分のためになるので積極的にやってみましょう。
大学の学部によっては、インターンシップが必修の学部もあります。基本的に個人ではなく、大学で認められたインターンで、各セメスター(2学期制)/クオーター(4学期制)ごとにインターンシップできます。
また、夏限定のインターンシップもあったり、大学によっては海外でインターンシップもできるので、行きたい大学がまだ決まってなかったら、たくさん実践的な経験をさせてくれる大学を検討するのもいいかと思います。
インターンシップは12ヶ月以上連続して働くと、full-time job(フルタイムジョブ)となってしまいバイトではなくなってしまうのと、大学卒業後に一年アメリカで働ける留学生のためのプログラム、OPTをやる資格を失ってしまうので要注意です。
アメリカ大学生のバイトー違法バイトはあり?
しかし、違法と知っていても、大学の外のアジア系のレストランでバイトしたり、日本食レストランや、タピオカ屋さんで働いたりする留学生も実際たくさんいます。
大規模な大学で生徒数が多いと、なかなかバイトに応募しても落ちてしまったり、バイトできる時間が限られていて、もっと働きたくても働けない、家から大学までが遠い、など、色々な理由があります。
私が聞いたのは、アジア系のレストランの店長はアジア人が多いので、私たち留学生のバイト事情をよく知っていて、違法でも雇ってくれる、お給料を現金渡しにして、銀行に定期的にバイト先から振り込まれないので、学校側にバレなれないようにしてくれる、というものです。
どうしても大学で認められたバイトができなくて、お金が必要な時は一学期休みを取って日本に帰国し働くなど、返済不要の奨学金を手当たり次第(偽物、詐欺には注意)応募したりするのもありです。
せっかくアメリカに勉強しに来たのに、卒業する前に違法バイトで日本に帰る、などはこれまで学費を払ってくれた家族に最悪の仕打ちですし、アメリカ大学生生活を台無しにするので、できることなら避けてほしい道です。
アメリカ大学生のバイトの始め方ーインターンシップ
私の大学ではHandshake(ハンドシェイク)という大きなサイトを使っています。いろんな会社が登録していて、雇い主と私たちの大学の生徒がお互いを知れて、コンタクトもできるようになっていて、そのサイトからインターンシップ先を探します。
↓Handshakeのホームページ↓
https://www.joinhandshake.com
インターンシップ以外にも、バイト、仕事も探せるのでオススメです。アカウントを作ってプロフィール写真を設定したり、自己紹介文を書いたり、仕事歴を書いたり、など自分をアピールできるようになっています。
また、キャリアフェアといって、大学先に地元の会社がきて、質問したり、話を聞くチャンスもあります。
インターンシップに申し込んだら、面接の準備をします。面接はフォーマルなのできちんと会社を調べて、どんな服装にするか決めましょう。
応募する前に、推薦書が必要だったり履歴書が必要なので、インターンシップは半年、最低でも3ヶ月前から準備しましょう。
アメリカ大学生のバイトの始め方ーキャンパス内のバイト
探す時は項目にWork-studyという項目がありますが、これは、大学の学費のローンを組んでる生徒ができる仕事です。主にアメリカ人がやっています。なので私たち留学生が選択すべき項目は「Non Work-study」や 「Part-time」です。
やりたいバイトを見つけたら、ページに書いてあるメールアドレス先に必要な書類を添付して、メールします。
大学によって推薦書が必要だったり、履歴書が必要なので準備しておきましょう。履歴書はWordドキュメントや、Googleでドキュメントを使って履歴書を作成したり、テンプレートをダウンロードして記入もできます。ほとんどの場合、メールに添付して送信するので、印刷する必要はないです。
応募して、メールが返ってきたら面接があります。なんで働きたいのか、自分は何を貢献できるか、なんでこのバイトに向いているのか、などの質問が来るので、ある程度答えを英語で用意してから面接に行きましょう。服装はカジュアルです。
このYouTubeは、アメリカのカンザス州に通っている大学生に、アメリカの大学のキャンパスで働くってどんな感じなのかインタビューで話しています。市か県が運営している動画なので面白みはないですが、内容がしっかりしていて、アメリカの大学のキャンパス内でバイトしたい人にとって知りたい情報が詰まってると思うので、よかったら見てください。↓
二つ目のYouTubeでは、日本人とカナダ人のカップルが、英語での面接でどんなことを聞かれるのか、どんな感じに答えれば良いか説明してくれています。字幕を日本語にすると、日本語と英語の字幕がどっちもついてるので、メモしやすいし、わかりやすいので参考に是非どうぞ!↓
アメリカ大学生がバイトする前に必要なものーSocial Security Numberとアメリカの銀行口座
SSNとは、社会保障番号です。また、SSNはID(パスポート、免許証など)としてもアメリカでは使われています。SSNは直接Social Security Officeに行き、申し込むことができます。
SSNは届くまでに約2週間かかりますし、時間を選ばずに行くと混んでて1時間以上待つので、開始ちょうど、できれば少し前について並んで待っておくのがオススメです。そして、SSNが住所に届いたら、大学で働き始めることができます。
次に、アメリカでバイトしてそのお給料を振り込んでもらうには、アメリカの銀行口座を開設しなくてはなりません。自分の住んでいる近くにどんな銀行があるか調べてみましょう。
などがあります。アメリカの大手銀行なので、ATMや支店銀行もたくさんあります。どこの銀行が一番近いかわかったら、銀行に直接行き、「銀行口座を開設したい」と伝えましょう。
銀行員があなたの口座を作ってくれて、IDやパスワード、本人確認用の数問の質問などを設定します。また、口座番号など、お給料をもらうのに、必要な口座情報を教えてくれるので、メモしましょう。
また、口座を開設するとデビットカードやクレジットカードも作ることができるので、作っておきましょう。クレジットカードは21歳以上でないと申し込めません。
カードを作った場合、カードが届くまでに2週間ほどかかり、その間は仮のカードが渡されます。1ヶ月ほどカードとして使えて、本当のカードが届くまでの一時的なカードです。
アメリカの大学生のバイトー時給
最低賃金についてですが、アメリカは州によって最低賃金が異なります。
例えば、ワシントン州とカリフォルニア州の$12というと約1300円です。日本のアルバイトより時給高いですよね!私がワシントン州の大学でバイトしていた時の時給は$13.52と、高め…!
毎週月曜から金曜日まで3時間くらい働いていて、約1ヶ月で9万円ほど稼げました。寮は学期ごとに払わなきゃいけないので寮費は自分で払えないかもしれませんが、ホームステイは月払いだし、アパートも月払いなので、頑張ればホームステイ代、家賃も払えます!
もし寮住みなら食費や娯楽代、教科書代にも使うことができます。それに日本のバイトだと時給低いのにすごく仕事が大変だったり、先輩とか怖いし、ストレス溜まったりしますよね。
私の場合、大学のキャンパスのバイトなので本当にゆるくて、仕事中に宿題やるのもオッケーでしたし、他の働いてる人たちもみんな優しくてすごく楽しかったです。
まとめ
今回のアメリカ留学ブログ「アメリカ大学生のバイト事情。どんな種類があるの?時給は日本より高い?」では、アメリカの大学に通う留学生ができるバイトの種類、始め方、違法バイト、バイトを始める前に必要なものについて説明しました!
ポイントをまとめると、
- アメリカの大学に通ってる留学生は大学内のバイトか学校で認められたインターンシップでのバイトができる。OPTはバイトではないが、卒業したら一年間、STEM専攻は最長で三年間働ける。
- アメリカの大学に通っている留学生は、大学内のバイト、学校で認められたインターンシップ、OPT以外は違法な労働で見つかったら強制送還される
- インターンは、学校のキャリアフェアや説明会に積極的に足を運んでコネを作ったり情報集めをして、キャリアアドバイザーと話し合って必要な書類の提出をしたり、面接の準備をする。
- 大学内のバイトは、学校のサイトで仕事を探す。他の学生と友達にもなれるので友達作りに最適!
- アメリカでバイトをするにはSSN(社会保障番号)とアメリカの銀行口座が必要。
- アメリカの時給は州によって違うが、基本的に日本の一般的なアルバイトより全然時給が高い!
大学生なので、勉強でいっぱいいっぱいかもしれませんが、少しでもお金を稼ぎたいな、と思ったらまずキャンパス内でバイトをすることを考えてみてください。
友達もできるし、英語のスピーキング力も上がるし、アメリカの職場環境、ムードなどを知る良い機会なので、良い経験にもなりますよ。
インターンシップは大学2年目以降からがほとんどの大学のポリシーみたいです。インターンをやるのも、将来つきたい仕事につくための大事な経験です。
日本に帰って来てから、就職の時に他の留学を終えた日本人よりアメリカでの職の経験があった方が有利ですので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?
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